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戦国異伝供書
第六話 都への道その八
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ゃ」
「塩もですか」
「そうじゃ、わしは最初殿がわからなかった」
 柴田はかつて信長が元服する前に奇矯な振る舞いばかり目立った頃のことを思い出していた、吉法師と言われていたその頃のことを。
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