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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十六話
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だな…」
「姉さんが神社からでてってから、濃かったね。
二回のモンドグロッソと、それにふずいする事件」
モンドグロッソは金が動く。
無論。人の欲望が絡み付く。
「簪が誘拐されたり俺が誘拐されたり。
『淀み』と戦ったり奏を調伏したり。
PMCをぶっ潰したりFTのマッドをぶっ殺したり」
「そのどちらも、私は間に合わなかった」
「なに?まだきにしてたの?」
「ああ、全て私が発端なのに、私は何も知らなかった」
「どっちもおれがかってに首をつっこんだだけさ。
それに第1回のことは、更識へのほうふく目的もあったらしいよ」
「報復…か…」
「詳しくはしらないけど束さんがいってた。
流すよ」
シャワーで姉にお湯をかけるネコ。
それを湯船の中からじっと見つめていた妹が気になった事をネコにたずねた。
「お兄ちゃん。自分の髪より短いのに同じくらい時間かけるんだね。
これが束お姉ちゃんのいってた『ふぇみにずむ』?」
「いや、そういうつもりはないけど…」
「お兄ちゃんは私が髪伸ばしたら時間かけてあらってくれる?」
「もちろん。でも自分でも洗えるようにならないとダメだからな」
「一夏の言う通りだぞ円香」
そう言いながら、泡を流した姉と妹が交代する。
風呂椅子に座った妹が一言。
「お兄ちゃん。やさしくしてね?」
対するネコと姉は…
「姉さん」
「わかった。明日会ったら束をぶっ飛ばすんだな?」
顔を見合せうなずいていた。
「?」
ネコは何時ものように、ここ数日と同じように妹の髪を洗う。
「はふぅ〜」
「きもちいか?」
「うん」
「お兄ちゃんって自分のも他のひとのも洗うの上手だね。
お姉ちゃんは下手なのに」
「あー…俺がじんじゃでくらすようになって始めてしかられたのはマナーとかじゃなくて髪のあらいかただったからなぁ」
「くくっ…あの時の柳韻さんのポカンとした顔には私も束も笑った物だ」
湯船の縁に頬杖をつく姉が笑いながら言った。
「まぁ、そんなわけで髪のていれに関してはほかのどの男にもまけない自信はある」
「神事の際の化粧も、だろう?」
「あんまりいわないでよ姉さん」
「お兄ちゃんお化粧するの?」
「一年に二三回はな」
妹はネコの言葉を理解できなかった。
「どうやってお化粧するの?」
「は?どうやって?そりゃもちろん…」
「お兄ちゃん、鏡に映らないのに?」
浴室を沈黙が包み込んだ。
姉はネコと妹の正面の鏡を見た。
だが曇っていて何も見えない。
姉がお湯を掬い、鏡にかけた。
曇りのなくなった鏡には、妹の姿
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