暁 〜小説投稿サイト〜
翠碧色の虹
第三十一幕:日常の虹
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
直弥さんの指示する場所に置いてみた・・・箱のままだけど。
七夏「くすっ☆」
時崎「ひとつ開けてみたんだけど、2種類あるようだよ」
七夏「え!? そうなの!?」
時崎「3灯式出発信号機と、5灯式信号機があるみたい」
七夏「あ、出発信号機は駅の側に置くのかな?」
時崎「さすが! そうみたいだね!」
七夏「えっと、信号機を・・・」
時崎「今、仮に並べてみたけど、この位置と方向で大丈夫かな?」
七夏「はい☆ 大丈夫だと思います☆」
時崎「後は電気的な配線かな?」
七夏「お父さんの絵にあるこれの事かな?」
時崎「ふたつあるコントローラーから線を取れるようだけど、ひとつはこの前、踏切を置いた時に使ってしまっている為、既に塞がっていた。」
七夏「線はこっちからしか取れないみたいです」
時崎「そうみたいだね。信号機は6個あるんだけど、線を分配する部品が必要なのかな?」

俺は信号機の説明書を読み進める。

七夏「部品が足りなかったら、お父さんに相談しないと」
時崎「なるほど。大丈夫みたいだよ、七夏ちゃん!」
七夏「え!?」
時崎「信号機の配線は、数珠繋ぎに出来るみたい」
七夏「そうなの?」
時崎「説明書によると−−−」

俺は信号機を手に取り、裏側を見ると、更に配線を繋げられる拡張用端子を確認し、七夏ちゃんに見せてあげる。

七夏「なるほど☆ よかったです☆」

七夏ちゃんと一緒に信号機を設置して行く。しかし、コントローラーから遠い場所にある信号機は線の長さが足りないようだ。

七夏「えっと、こっちの線が届かないかな」
時崎「延長コードのような部品が必要になるのかな?」

直弥さんのイラスト図には電気的な配線の指示はない。さらに信号機の説明書を読んでみると、拡張端子は踏切にもあるようで、そこからも信号機を接続する事ができるようだ。

時崎「なるほど!」
七夏「え!?」
時崎「この前、七夏ちゃんと一緒に設置した踏切にも、拡張端子があるみたいで、そこからも信号機を接続できるみたいだよ。踏切の近くの信号機はここから線を取れば大丈夫!」
七夏「よかったです☆」

七夏ちゃんと一緒に6個ある信号機を全て設置、配線も完了させた。

時崎「・・・よし! これで大丈夫かな?」
七夏「はい☆ お疲れ様です☆」
時崎「最初、3灯とか5灯とかあって不安になったけど、作業は結構楽しいと思ったよ」
七夏「くすっ☆ はい☆ 柚樹さん☆」

七夏ちゃんは「C11蒸気機関車」とヘラのような物を手渡してくれた。このヘラのような物は、列車を線路に乗せる為に使う物で「リレーラー」と言うらしい。

時崎「最初は、このリレーラーを見た時、なんでそうしているのか分からなかったよ」
七夏「くすっ☆ これが無いと、列車を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ