暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第41話 イリナの想い、コカビエルVSオカルト研究部
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なく背後からコカビエルを襲おうとしていた白い狼に当たった。
「ギャンッ!?」
「貴様は兵藤一誠のペットか、音や気配を感じさせずに接近するとは犬っころの癖にやるじゃないか。だが殺気までは隠せなかったようだな、お前も主人の元に向かうがいい」
「ベキラゴン!!バギクロス!!」
お喋りをしていたコカビエルを炎の渦が飲み込み辺りを焼き尽くしていく、そこに竜巻が起こり炎を巻き込んで更に炎上させていく。誰がこの攻撃をしているのか見てみると視線の先には涙を流すルフェイさんがコカビエルに見た事もない魔法を放っていた。
「コカビエル、師匠の仇です!マヒャド!!ギガデイン!!」
上空から氷の塊と激しい雷が落ちてきてコカビエルを襲うが、奴は両手でのラッシュで魔法を打ち砕いていく。
「魔法使いなど接近すれば脅威でも何でもないわ!」
「ッ!?」
そしてルフェイさんに接近したコカビエルは、彼女の両肩や両足に光の槍を刺して串刺しにした。
「ルフェイ!?」
「人の心配をしている場合か?次は貴様だ、死ね」
「ッ!?」
そして今度はいつの間にかリアスさんの前に移動していたコカビエルは、リアスさんを殺そうと拳を握っていた。そして放たれた高速の一撃をリアスさんは赤い籠手を使って何とか反らす事が出来た。
「この!」
攻撃を凌いだリアスさんは、返すように魔力弾をコカビエルに放つが、コカビエルはそれを難なくかわしてリアスさんのお腹に鋭い膝蹴りを入れた。そしてリアスさんを魔法を放とうとしていた朱乃さんに目掛けて蹴り飛ばした。
「しまっ……!?」
このまま魔法を放てばリアスさんに当たってしまう、朱乃さんは咄嗟に魔法を解除したが既にコカビエルが朱乃さんの背後に立っており、振り返ろうとした朱乃さんの首を掴んで宙にぶら下げた。
そして飛んできたリアスさんを踏みつけて地面に押さえつけると朱乃さんをマジマジと見て面白そうに笑みを浮かべた。
「ぐぅ……!?」
「貴様、もしかするとバラキエルの娘じゃないか?貴様の使う魔力に奴の力を感じ取った。くくっ、面白い因果もあったものだな。だが何故貴様は光の力を使わない?バラキエルの血を引き継いでいるのなら使えるだろう?」
えっ、朱乃さんはグリゴリの幹部であるバラキエルの娘だったの?衝撃の事実に私は動揺を隠せなかった。
「……生憎わたくしは父の元を逃げ去った負け犬です、力の使い方など知りませんわ」
「ハッハッハ。そうか、折角得た力の使い方も分からないとは哀れだな。バラキエルの奴も人間の女などというくだらない存在に現を抜かすとは存外間抜けな男だったみたいだな」
大きな声で同族であるバラキエルを馬鹿
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