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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第41話 イリナの想い、コカビエルVSオカルト研究部
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を浮かべて俺を何かの技の体制にクラッチした。
「残念だったな、あと少しでこの俺の首を取れたものを運の無い奴らだ。だがここまで心躍る戦いは初めてだった、感謝の想いも込めて我が奥義で葬ってくれるわ!」
コカビエルは大きく上昇すると俺の両腕を掴み地面に向けて急降下していく、このまま俺を地面に叩きつけるつもりか?
「百舌という鳥は獲物を捕らえると木の枝や棘に突き刺して食う『百舌の早贄』という習性があるのを知っているか?」
「何が言いたいんだ?」
「お前もそれと同じ運命をたどるという事だ!」
俺はコカビエルの言葉に疑問を感じ落下地点を見てみる、するとそこには先ほどコカビエルが放った光の矢が大量に刺さっている地面が目に映った。まさかこいつ……!?
「喰らえ――――――ッ!堕天使の奥義が一つ!!鴉の早贄刺し―――――――――ッ!!!」
脱出することも出来ずに俺は背中を大量の光の槍で貫かれてしまった、全身を耐えがたい激痛が走り意識が朦朧としてきた。
「ぐ、うう……俺はまだ……」
「いい恰好じゃないか、これで俺のコレクションがまた増えたな。後でお前の仲間も同じ末路を歩ませてやる、だから先にあの世へと旅立って待っているがいい」
コカビエルはそう言うと俺を放置して皆の元に向かおうとする。俺は何とか動こうとするが体に力が入らず目が霞んできた……くそ、俺はまだ戦えるのになんで動けねぇんだ……
「イ、イッセー先輩―――――――――ッ!!!」
……小猫ちゃんの叫び声が聞こえた。薄れ行く意識の中小猫ちゃん達の方を見ると彼女は泣きそうな顔で俺の方に腕を伸ばしていた。隣にいるアーシアと朱乃さんも口を押えて泣いている、祐斗もリアスさんも泣いていた。
皆に心配をかけていちゃ世話ねえよな、そう思って立とうとするが力ばかりが抜けていく。起き上がらなければならないのに、どうして体は動かないんだ……そして俺の意識が真っ暗な闇の中に沈む寸前に見たのが瞳孔が開いて虚ろな表情をしたイリナだった。
「イ……リナ……」
俺は無意識に手を伸ばしたがそれが届くことは無かった……
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―――
side:イリナ
初めて兵藤一誠君と出会った時、私は正直に言うと心臓を掴まれてたくらいの衝撃を受けていた。だって彼は私が小さい頃に一緒に遊んでいた神崎一誠君に似ていたからだ。特に頭についていた3本の傷は、幼いころに見たイッセー君の頭についていた傷によく似ていた。
でも私は彼をイッセー君だって思う事が出来なかった、だって私の知っているイッセー君はちょっとオドオドしていて可愛らしい顔立ちの男の子だった、昔
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