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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第41話 イリナの想い、コカビエルVSオカルト研究部
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してそのまま掘り進んでいきコカビエルの真下に移動した。コカビエルはそれに気が付かずに燃えていく上着を俺だと思って高笑いをしていた。


「ふん、この程度とはガッカリだな。さっさと他の奴らも殺して戦争を……」
「甘いのはお前だぜ、コカビエル!」
「ぐはァ!?」


 地面から勢いよく飛び出した俺はコカビエルの顎に右腕のアッパーを喰らわせてやった、油断していたコカビエルはまともにそれを喰らってしまった。


「貴様、上着を囮にして攻撃してくるとは面白い戦法を取るな!」
「のんびりとお喋りなんかさせたりしないぜ!」


 俺は攻撃の手を緩めずにコカビエルの首を両手で押さえ飛び膝蹴りを顔面に喰らわせた、そしてのけぞるコカビエルの腕を掴んでこちらに引き寄せながら顔面に拳を叩き込み続けざまにフォークを腹、肩、右足に喰らわせた。


(硬いな、貫けはしなかったか)


 俺のフォークはコカビエルにダメージを与えはしたが貫くことは出来なかった、この肉体の強度もグルメ細胞が齎したものだと思うがそれにしては固くないか?かなり本気で放ったつもりだったんだがこの程度のダメージしかないとは……


(もしかすると堕天使などの種族がグルメ細胞を得ると人間以上に強さが上がるのかもしれないな、長引くのは厄介かも知れん……)


 元々悪魔や堕天使といった種族は人間以上の力を持っていた、そこに人間を超人にするグルメ細胞が加わったらそのパワーアップの比率は人間以上の物になるのかもしれない。俺達はそれを恐れていたが遂に実現してしまったか……!


「このままお前を野放しにはできない、ここで打ち倒してお前に協力した奴を必ず見つけ出してやる!ナイフ!」


 トドメを刺すべく俺はコカビエルにナイフを喰らわせようとしたがコカビエルはそれを両手で受け止めた。


「気にくわんな……貴様、なぜ俺を殺すつもりで攻撃してこない?」
「何を言っているんだ?」
「とぼけるな、貴様の攻撃は全て俺の急所を狙っていない。先ほどの一撃も心臓に集中して攻撃すれば俺を倒せたかもしれんのにお前はそれをしなかったではないか」


 コカビエルの言う通り先ほどコイツを攻撃する際に俺は全ての攻撃を死なないように急所を外して攻撃していた。


「俺は食う目的以外で殺しはしない、それでお前を殺しちまったらカニバリズムをすることになるじゃねえか。俺にそんな趣味はねえよ」
「下らんな、そんなつまらない事で戦いの手を緩めると言うのか」
「下らなくて結構。俺は俺の決めたルールを守って戦っているんだ、それを破っちまったら俺の魂が死んでしまう。例えそれが下らない事だとしても俺はそれを曲げるつもりはねえ!」
「ならその戯言を吐きながら死んでいくがいい!」

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