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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第41話 イリナの想い、コカビエルVSオカルト研究部
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った。
「バラキエルの娘よ、正直危ないと感じたぞ。もしグルメ細胞を持っていなかったら死んでいたかもしれん。でも俺はこうして生きている、この勝負は俺の勝ちのようだな」
そんな、皆やられてしまった……辺りで倒れ伏す皆を見て私は絶望に落とされてしまった。
「さて、残るは貴様だけだな。何か言い残すことは無いか?特別に聞いてやろう」
「……」
「つまらん、絶望して喋る事も出来なくなったか。ならもういい、貴様も死ね」
コカビエルは心底つまらない物を見るような視線を私に浴びせると、光の剣を上段に構えて私を斬ろうとする。
(ああ、ここで死んじゃうのか。やっとイッセー君に会えたと思ったのになぁ……でもどうせ死ぬのならあの世でイッセー君に会いたいな……)
死ぬ間際に思い浮かんだのは幼い頃の記憶だ。イッセー君とあの時別れたりしなければ、自分だけでもイッセー君の傍に残れば良かったとずっと後悔していた。
実はこの町を去るのを嫌がった私を見かねたイッセー君の両親が私だけなら面倒を見れますがどうでしょうか?とそう提案してくれた、でも私は結局家族を取った。そしてイッセー君の両親は死んで彼もいなくなってしまった。
あの時私が残っていればイッセー君だけでも守ってあげられたかもしれない、でも今更そんなことを思っても仕方のない事だった。後悔ばかりして結局生き続けてきてしまった、なら最後にイッセー君に謝って死ぬことにしよう。
「ごめんね、イッセー君。肝心な時に守ってあげられなくて……」
そしてコカビエルの振るった光の剣が私を切り裂く……
「謝る必要なんかねえよ、イリナ」
……ことは無く光の剣は死んだはずのイッセー君の腕に掴まれて止まっていた。
「イッセー君……?」
「き、貴様ッ!?」
「よう、コカビエル。地獄から戻って来てやったぜ」
コカビエルは光の剣を止めたイッセー君に顔面を殴られて大きくのけぞった。
「な、何故生きている?死んだはずじゃなかったのか?」
「素人め、野生の世界では獲物が死んだかどうか分かるまでは油断しちゃいけないんだぜ?まあ今回は怖い鬼に叩き起こされたからこうやって立っていられるんだけどな」
私を庇う様に背中を見せるイッセー君を見て、私は幼い頃の記憶を思い出した。
あれは確かいつもイッセー君を虐めていた子供達がそれを庇う私をムカついたのか虐めてやるといって大勢で囲んできたことがあった。その時はさすがに数が多くて泣いちゃったんだけどそこにイッセー君が駆けつけてきてくれた。
(イ、イリナを虐めるな!ボクが許さないぞ!)
怖かったの
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