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ハルケギニアの電気工事
第30話:課題消化!(その5:領内改革の視察は温泉湯治!?)
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存在とまみえる事が出来るとは、ここまで来た甲斐があったという物だな。それにしても、アルバートはいつの間にこれだけの精霊達と懇意になったのだ?」

「実は、先にご紹介しました精霊達は、私が3歳になった時に廻りにいる事に気付いたのですが、何故かその後すぐに認識する事が出来なくなりました。見えているのに意識出来ないといった感じです。
 そして先週資材調達のために2回目の南方旅行に行った際、ちょっとした切っ掛けで認識する事が出来るようになってから、意思の疎通が出来るようになり、仲良しになることができたのです。」

「その話しは聞いた事がなかったな。精霊を見る事が出来る等という事自体、今まで聞いた事がなかったのだが、3歳の頃から精霊を見る事が出来たとは、やはり、アルバートは普通の子供とは違ったのだな。」

「私だけが見る事が出来たのか、それとも、他の子供達も、見る事が出来ても忘れてしまうのか解りません。
 精霊と意思の疎通が出来るようになったので、何時までも火の精霊とか風の精霊とか言うのもおかしいかなと精霊達に名前を付けたら、喜んでくれたので『ファイアリー』に頼んで火石を作って貰いました。そうしたら今度は火石を作った事が原因で火の上級精霊がやって来てしまったのです。さすがにまずい事をしてしまったかと思ったのですが、咎められる事もなく、精霊に名前を付ける事の意味を教えて貰って、この時に弾みというか、話しの流れと言うかで、火の上級精霊にも『サラマンディア』という名前を付ける事になりました。こんな感じでお友達になることが出来たのです。」

「普通、精霊に名前を付けようなどと考える者は居ないと思うがな。ましてや上級精霊にまで名前を付けるなど、普通の人間なら腰を抜かして話も出来ないと思うぞ。」

「なぜか、恐ろしいと感じなかっただけですけどね。そんな感じで南方では『サラマンディア』だけと会う事が出来ました。他の上級精霊は、此方の帰ってから個別に来てくれました。
 まず、私が外で一休みしていた時に、風の上級精霊が来て、やはり『シルフィード』に名前を付けた事で話しをして、『サラマンディア』にも名前を付けた事を話したら、『ジン』という名前を付ける事で、友達になってくれました。
 土の上級精霊は、池を掘った後、どうやって水を引こうかと考えていた時に池の真ん中に出てきました。『ジン』から話を聞いて来たそうで、『ノーム』に名前を付けた事や『ジン』にも名前を付けた事で、『ラサ』という名前を付けたら池から地下水脈までの道を作ってくれました。
 最後にその道を通って、ラグドリアン湖から水の上級精霊が来て、池を水で満たしてくれました。この時にも『ウンディーネ』に名前を付けた事から『クウィンティ』という名前を付けることになり、これで全ての上級精霊に名前を付けた事になった
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