第七千二百二十六話 北の屋根
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第七千二百二十六話 北の屋根
インドは三角形をしています、その北になのです。
「ヒマラヤ山脈があるたいが」
「チベット高原もあってね」
ロシアがインドに応えて言います。
「パミール高原まであって」
「今も飛行機すら通れないたい」
越えるにしても至難です。
「まさに天然の要害たい」
「南は海、東はジャングルとガンジス河でね」
「西はインダス河があるたい」
「自然の要害に恵まれているね」
「特に北はたい」
ヒマラヤ山脈はというのです。
「最高の護りたい」
「軍隊が通れるところじゃないからね」
「これまで誰も越えていないたい」
「そうなんだよね」
あのモンゴル帝国ですら出来ませんでした、むしろ騎馬民族であったあの国に出来るものではありませんでした。
「だから君にとっての最高の護りでもあるね」
「そうたい」
その通りというのです、インドにとってヒマラヤは最高の盾なのです。
第七千二百二十六話 完
2018・8・19
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