暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十五話
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目の前にメーターが表示された。

そのメーターが100%を示し…

「終了…コール コアナンバーダブルオーワンオー、来い」

ネコの装甲を纏っていない方の手に、光が生まれる。

その光は次第に形をハッキリとさせていく。

光が収まった時、ネコの手の上にあったのは、指輪だった。

「はい。姉さん。コアナンバーダブルオーワンオー〔アリス〕」

ネコは装甲を仕舞い、姉に指輪を手渡す。

「何でもアリか」

「何でもアリだよ」

姉は指輪を受け取らなかった。

「姉さん?」

「………お前がつけてくれ」

姉はネコに右手を差し出した。

「ふふ…姉さんもおとめだね」

「うるさい…いいじゃないか」

プイッと顔をそむける姉の姿にネコはクスリと笑った。

「右手のひとさしゆび。みらいを指す指。
みちびきのゆび」

ネコはそう唱えながら、姉の指にリングをはめた。

「ねがわくば、汝にたちはだかる全てを、この指輪がはねのけんことを」

姉とネコは目を合わせ、顔を紅くしながら互いに微笑んだ。

「これがプロポーズ…?」

「「違うっ!」」

空気にされた腹いせのような妹の呟きに、ネコと姉は声を揃えて否定する。

でも二人の声は照れ隠しであるのは妹には筒抜けで…。

姉の声には少しだけ寂しさが混じっていた。

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