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Fate プリズマクロエ お兄ちゃん強奪計画
28魔女シャーレイ
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、シバかれる以前に爆破されて痛かったのは全部「ケリーからの愛」だと思い込んでいる。
「アタシ、ケリーの気持ち知ってるんだよ、これも全部愛なんだよね?」
 などとホザいていた。
 クロエ色のカラーコンタクトは後日調達するとして、自分からクロエの後釜に座り込んで、「パパ」「クロエ」のカンケイになるんだと決めて男湯に侵入した魔女。
 今後、男親から浴びるように愛を貰い、「自分の命よりも大事な娘」として切嗣の家に侵入しようとしているポケットには入りきらないモンスター。
 スマホからモンスターボール投げても絶対にゲットできない。
 もちろん自分だけが永遠の小学生なのを知っているし、こっちの世界の桜よりも強力な、病んだ魔女が爆誕していた。
「ケリー? 来ちゃった」
 折角ナタリアとセラ、リズを撃退したのに、もっとすごい魔女が男湯に来てしまった。
 陽キャだったはずのシャーレイは、魔術落ちして死徒になっていたので、すっかり陰キャになり果てた。
 日本語が分かれば「ムー」とか定期購読して、「リーインカーネーション」とか「復活」とか検索しまくり、その手の掲示板にまで出入りして「前世の記憶を持っている人集合」とかスレ立てするぐらいのオカルト系魔術系にドップリ嵌って、「前世で(魔術協会)(FGO)と言う組織に心当たりがある人は連絡ください」みたいな超イタイ子になった。
 転生するときに、女神アクアの女神的なアレで日本語習得済みだったので、スマホとか貰うと毒電波を撒き散らす病んだ子になる。
 ナナキの姉とかママとかザコにしか見えないレベルの魔女。
 余裕で桜超えの魔女で、ヤンデレ度でもジャンプ台のK点超えて、バッケンレコードを更新し、最長不倒距離に到達していた。

「シ、シャーレイ……」
 切嗣の目の前で一瞬で全裸になって、ワンピースとパンツをロッカーに入れ、銀髪のかつら装着。
 爆破されたのを責めもせず、ニヨニヨ笑って抱き着いて来るから余計に恐ろしい。
「あれってケリーの愛なんだよね、愛って痛いんだよね」
 目付きがすでに壊れていて、今にもニワトリ踊り食いしそうな雰囲気。
 目の下に黒いクマさんが引っ越して来ていて退去拒否、悪役線まで入って「ねえ、クロエって呼んでよ、パパ」と目で語っていた。
「ねえ、クロエちゃん、もうすぐ守護者になって消えちゃうんだって? じゃあ、貴方の居場所と名前、私に頂戴?」
「ヘ?」
 さすがのクロエさんでも、自分の地位を要求されてイミワカンナイ状態。
 それでも目の前の病んでいる少女は、銀髪のかつら被っている所からも、自分が消えた後に切嗣の娘の地位に居座り、自分から「クロエ」と呼ばれたがっているのを感じた。
(怖E〜〜〜)
 士郎(センパイ)にハートを掴まれている桜とか、現在進行形で病んでいるタイガーと
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