第52話 別荘、夜の部
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かったな」
俺はこの時、ライの事をレアスキル認定するべきだと心から思ったのだった…………
星とヴィータが起きてなくて良かった…………
こうして肝試しは幕を閉じたのだった。
次の日……………
「お兄ちゃん、昨日はどうしたの?」
「キャロ、人生には知らなくていいことがあるんだ…………」
船の中、海を見ていた俺にキャロが話しかけてきた。
元気な子供たち以外、他の皆はくたびれている。
大人達は飲みすぎで二日酔い。
肝試し組は昨日のことでテンションがかなり低い。
特にはやてとウェンディまで大人しいのだ。
ライは除くけど…………
ライはエリオとルーテシアとモンバスをやっている。
「でもお兄ちゃん顔色が悪いです」
「大丈夫、少し酔っただけだから…………」
「そうですか………だったらお水持ってきますね!」
そう言って船のキッチンに向かうキャロ。
「キャロ!」
「なんですか?」
「楽しかったか?」
これは今回の旅行で俺が一番気にしていた事だ。
キャロが楽しめたのならここに来てよかったと心から思える。
「とても楽しかったです!またみんなで一緒に来たいです!!」
笑顔でそう言って、キャロはキッチンに向かった。
「そうか………だったら来てよかったな……………」
何かものすごく疲れたけど、本当に来てよかった。
今度、アリサに何かお礼しないとな…………………
「だけど、今度は違う場所にしてもらおう…………」
俺はそう心に決めた。
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