第52話 別荘、夜の部
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…くぅ…………」
「すぅ…………すぅ…………」
安心したのかそのままぐっすり寝始めてしまった。
正座のままで……………
どうやらこの二人、神社まで頑張ってついたのはいいが、持ってきてた懐中電灯の電池が切れたらしい。
はやて、ウェンディ………
「早く帰ろうか…………」
「そうだね…………」
俺は星、すずかはヴィータをおんぶして山を降りることになった…………
「おっ、大丈夫やったみたいやな」
「全然大丈夫じゃねえよ…………」
そう言って俺は星達の事を説明した。
「はやてちゃん………」
「ウェンディ…………」
なのはとフェイトが睨みながら二人の名前を呼んだ。
他のみんなもはやてとウェンディを睨んでいる。
「えっと…………みんなどないしたん?」
「はやて、ウェンディ、俺たちが言いたいこと分かるよな?」
「えっと………零治君、私分からないんやけど………」
「へえ、懐中電灯が2つとも電池が切れるなんてな。そんな偶然あるんだな」
「そうっスね、そんな偶然あるんスね…………」
苦笑いしながらそう答えるウェンディ。
未だに逃げようとするなんてな…………
だけど、言い逃れしようとするほどみんなの視線がキツくなっていく。
で、結局…………
「「すいませんでした!!」」
土下座して2人は謝りました。
「あれ?そういえば、最後の3人は?」
「あれ?帰りに会わなかった?」
「いや、会ってないけど………」
なのはにそう言われ、一旦俺達は静かになる。
「まさか迷った?」
「い、いや、加奈もいるし大丈夫だと思う…………」
聞いてきたフェイトに俺はそう返した。
そう、加奈もいるし、ノーヴェもああ見えてしっかりしてると思うし大丈夫だろ。
そう思って待ってると、5分後には普通に帰ってきた。
「ああ、面白かった!!」
ライが先頭でそんなことを言っているが、後ろにいる二人は何かとてつもなく恐ろしいものを見たような顔をしていた。
「あのねレイ!幽霊って本当にいるんだね!!」
………………………………………………えっ!?
素晴らしい笑顔で爆弾発言するライ。
ここの空気が一気に凍った気がした。
ライを除いて…………
「私たちね、道に迷っちゃって、正しい道を教えてくれたのが足が見えないおじさんだったんだ!!何でも400年前に無実の罪で処刑された農民なんだって。随分平和な世の中になったって言ってたよ」
俺は信じられなかったが、後ろの2人の様子を見ると、どうやら本当みたいだ。
「他にもね、戦で200人斬りした人や、元お姫様もいたよ〜。みんな優し
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