第九幕その二
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「ペッパーさんはお父さんにですか」
「似てるのよ」
「そうですか、けれどですね」
ナターシャもペッパーさんに言いました。
「ジンジャーさんとはですね」
「従姉妹同士なのよ」
またお話すペッパーさんでした。
「私達はね」
「そうなんですね」
「そうよ、それで姉さんはお菓子でね」
「ペッパーさんは香辛料ですね」
「そうよ、けれど生姜はケーキにも使えるけれど」
笑ってこうもお話したペッパーさんでした。
「私は胡椒でしょ」
「ペッパーですね」
「そう、胡椒はお菓子には使えないわね」
「生姜と違って」
「シナモンともね、そのせいかね」
「香辛料の畑をですか」
「持っていて香辛料を作っているの」
そうしているというのです。
「私はね」
「そうですか、そして」
「今ではオズの国で一番の香辛料作りと言ってもらってるわ」
笑顔でお話したペッパーさんでした。
「嬉しいことにね」
「そうですか」
「それでだけれど」
用意されたテーブルの上から言うガラスの猫でした、皆はお家の中のテーブルのそれぞれの席に座手tお話をしています。
「どの香辛料が欲しいか」
「ええ、それをね」
「その河豚のお料理を食べさせてもらって」
「選んで欲しいのよ」
こうペッパーさんに言うのでした。
「これからね」
「わかったわ、ただね」
「ただ?」
「私河豚を食べたことはないから」
このことをまた言ったペッパーさんでした。
「楽しみよ、ただね」
「それでもですか」
「一体どんな味なのか」
それがというのです。
「楽しみだわ」
「ええ、とても美味しいからね」
オズマがペッパーさんに笑顔でお話しました。
「楽しみにしていてね」
「そうさせてもらいます」
「そう、そしてね」
「河豚料理にどの香辛料が合うのか」
「選んで欲しいの」
「わかりました、では」
ペッパーさんはオズマに微笑んで応えました。
「今からご馳走になります」
「それじゃあね」
こうしてでした、オズマはテーブル掛けを出してです。
その河豚料理を出しました、お鍋にお刺身に天婦羅に唐揚げにです。
カルパッチョやアクアパッツァ、フライも出しました。そうして皆で食べはじめました。ガラスの猫とつぎはぎ娘、チクタクは食べないので皆が食べて笑顔になるのを見て楽しむことにしました。そしてです。
ペッパーさんはお刺身を食べてまずはこう言いました。
「山葵ですね」
「その香辛料ですね」
「ええ、それが合うわ」
ナターシャに笑顔で答えるのでした。
「このお刺身にはね」
「そうですか」
「カルパッチョだと」
今度はこのお料理を食べてみました。
「胡椒、あとシナモンもいいわね」
「そうしたものですか」
「唐揚
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