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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2139話
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だ? 首都防衛大隊の方の掌握や説得は」
「そちらは問題ないわ。現在着々と進んでいると連絡が入ってるもの」

 セイラの言葉に、俺は頷きを返す。
 アンリのセイラに対する忠誠心の高さを思えば、精力的に動くのも当然だろう。
 もっとも、その忠誠心は今のところセイラ個人に向けられているのではなく、ジオン・ズム・ダイクンの血を引く者として忠誠心が向けられているのだが。
 今はとにかく、将来的に忠誠心をセイラ個人に向ける必要があるが……その辺はセイラの課題だろうな。
 シェリルの教えを受けている今のセイラなら、恐らくそう遠くないうちにアンリを忠臣という扱いに出来る……筈。

「そうなると、これで頼りになる戦力はラル、シーマ、外人部隊、首都防衛大隊……それと、こちらはまだ確定ではないが闇夜のフェンリル隊か。……地球と連絡が取れないのは痛いな」
「ゲラートの性格を考えれば、間違いなくこちらに協力してくれる筈だ」

 そうラルが断言するも、親友のラルとは違って俺はゲラートの事は殆ど知らないしな。
 それこそ、もしかしたら何も言わずに協力してくれるのかもしれないが、逆にザビ家側に付くという事は……いや、それはさすがにないか?

 ゲラートの事は俺も詳しくは知らないが、それでも地球降下作戦の時に若干ながら話した。
 それにシャドウミラー……そしてルナ・ジオンに協力するメリットもしっかりと教えている。
 この状況でこちらに協力をするのではないという選択肢を選ぶのであれば、それは俺もラルも見る目がなかったということなのだろう。
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