機動戦士ガンダム
2139話
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マブラヴ世界で合成食が余ってるって言ってたな。それもマクロス世界の協力で作られてたそれなりの味になったのではなく、以前の不味い方が。
美味い合成食が普通に作られるようになったのだから、以前の不味い合成食は当然のように余る事になる。
かといって、食料に困った経験のあるマブラヴ世界の人間としては、幾ら不味いからといって合成食を破棄するような事も出来ず……各国家の倉庫とかに、不味い合成食がたっぷりと残ってると、そういう話を聞いた覚えがある。
その合成食をキブツで生み出した資源で買って、犯罪者達の食料にする。
あの不味い食料を食わない為という事であれば、農業を行うモチベーションにもなるだろう。
それでいながら、あの合成食は味は論外だが、栄養という意味では文句ない。
栄養失調で犯罪者達が死ぬという事にはならないだろう。
勿論、誰か管理者の類を置かないと、生身で強い奴が仕事をせず、下の者に任せるといった風にやるだろうが。
とはいえ、結局魔法使いでも何でもない、UC世界の犯罪者だ。
それこそ量産型Wを置いておけば、そのような事はないだろう。
人造人間だけに、量産型Wには賄賂の類も効果はないしな。
うん、適当にこの場で考えたものだが、結構いいアイディアではある。
ルナ・ジオンの建国が済んだ後で、このアイディアを提供してみよう。
「取りあえずマハルの件はそれでいいとして、……兵器メーカーの方ってどうなってりいる?」
「ああ、そっちの報告がまだだったな。カーウィン家からの伝手を使って、ジオニック社にも接触出来た。それと、技術本部という部署があるのだが、知ってるか?」
「……いや。あるのか? てっきり、ジオン軍の兵器はジオニック社、ツィマッド社、MIP社の3つが作ってたと思ったんだが」
正確には他にも幾つかあるが、大まかな所ではその3つだけだと思っていた。
それだけに、ラルの言葉にはちょっと驚いた。
「ああ。儂も以前から色々と聞いてはいたが、どうしてもその3つの会社の方が有名になっていてな。ただ……技術本部も相当の技術を有しているらしい」
「……で? そいつらの中にもルナ・ジオンに来たいと思うような奴がいるのか?」
「今はまだ何ともいえん。だが、アクセル達は技術を求めてこの世界に来たのだろう? であれば、その辺りの話も興味深いのかと思ってな」
そう言われれば、俺も否定は出来ない。
実際、ジオン軍の技術力は連邦軍よりも進んでいる。
勿論全ての面でジオンの技術力が勝っている訳ではなく、あくまでもMSとかの……いわば、ミノフスキー物理学に関しての技術に限っての話だが。
……それでもMSサイズで使えるビームライフルとかビームサーベルとかをまだ開発出来ていない辺り、ジオン軍の連中が思っている
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