暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2138話
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て欲しいという要望があったら、出来るだけ早く返してやれよ」
「分かってらぁ」

 そう言い、マードックは俺と共に少し離れた場所にある格納庫に向かう。
 その途中で何人かの技術班の面々を拾いながら、格納庫に到着してみれば10人近い集団となってしまっていた。

「S型かぁ。情報によれば、FS型よりも高性能なんだろ?」
「そうらしい。けど、FS型もそうだったけど、機動性と運動性が上がればどうしても推進剤の消費が激しくなるんだよな。カスタム機ではあっても、S型は結局F型と基礎の部分は一緒だし。つまり、推進剤の搭載量もそこまで変わらないんだよ」
「そう考えると、テスラ・ドライブってやっぱり卑怯なくらい便利だよな。推進剤とか気にしなくてもいいし、使うのにエネルギーは使うけど、ブラックホールエンジンがあればその辺も気にならないし」
「うーん、推進剤か。そうなると……あ、ダラニが結構使えるんじゃないか? あれなら奪われてもシャドウミラーの技術は使ってないし、ルナ・ジオン軍にも……」
「推進剤は、いっそ使い捨てのタンクを使うとかどうだ? それで推進剤がなくなったらタンクを放棄するとか」
「あー、それはいいな。ならついでに使い捨てタンクにはミサイルポッド辺りも増設するとか。それならミサイルを撃った後でタンクを捨てる時に、一緒に捨てる事が出来るし」
「いや、けど推進剤だろ? もしミサイルに敵の攻撃が当たったら、色々と不味いんじゃないか?」
「それは……けど、それを言ったら、どこに武器を装備しても変わらないと思うけどな」

 そんな風に言葉を交わしている技術班の面々だったが、このままだとずっと話が続いており、俺が止めても止めないだろうと判断して、口を開く。

「ほら、話すのはその辺にしておけ! そろそろ機体を出すぞ!」

 そう言った瞬間、格納庫にいる技術班の面々の視線が一斉に俺に向けられる。
 その視線に宿っているのは、好奇心。
 知識欲とか、そういう風に言ってもいいかもしれない。
 ともあれ、そんな視線を向けられながら、俺は格納庫の中に黒い三連星から預かってきたS型を、空間倉庫から取り出す。

『おお』

 それを見たマードック含めた技術班の面々から、そんな声が漏れる。
 ……見た目的には、俺のFS型とそう大差ないように思えるんだがな。
 技術班の面々にとっては、色々と細かいところが気になるらしい。

「では、アクセル代表。早速機体の方を調べさせて貰いますね」

 技術班の1人が確認するように尋ねてくる言葉に、頷きを返す。
 それを見て、技術班の面々は皆が揃ってS型についての調査を始めた。
 量産型Wやメギロート、バッタといった無人機の類を使って調査を進めていくその様子を眺めていたが、一度調査が始まってしまえば
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