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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第264話 Happy Valentine
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緒にしてくれているから 凄く頼りにしている。玲奈に最初の頃は妬かれたりした様だが、綺堂が笑顔で『心配は全くないですよ』と言っていた。その一言、綺堂の笑みは説得力が非常にあるから 安心出来たのは言うまでもない。
「あの、すみません。……差し出がましいかと思いますが、黙ってられなくなりまして。そのスケジュールには異議ありです」
「え??」
「……なぜか 判らないですか?」
「……すみません。学校の方への登校も問題ありませんし……。まぁ 直ぐに帰らなきゃならないですが」
申し訳なさそうに話す隼人。
それは本当に判ってなさそうだ。そんな所を見て、渚は眉間に指を押し当てて唸る。
少しだけため息を吐くと、諭す様に渚は隼人に言った。
「うぅ〜ん。あのですね、隼人君。今月はまだです。世の女の子の一大イベントがまだ残っているんですよ? 判りませんか?」
「……?? 一大イベント……?」
隼人は学校でのスケジュール、年間スケジュール一覧を頭の中でパラパラと捲り、2月の欄で止めた。文化祭は超えた。テスト関係はあるが、それは学校での時間内だから仕事面では問題ない。
数秒――考えていた所で、渚は軽く隼人の頭にチョップした。
「バ・レ・ン・タ・イ・ンです」
「……ばれんたいん? バレン、タイン……。ん……、あ」
ふと思い出すのは街中での光景。至る所で目に付くワードだった。
でも、思い出しても 特に気にしたりはしなかった。
玲奈もそうだが、詩乃、明日奈、和人、直葉、、里香、圭子…… 学校等で直ぐ会えるメンバーは特に何も言ってなかったから。(実は 秘密にしてたりした、と言うのもあったりするのが裏目に出た様だ)
つまり、詳しく判ってなかった。博識な隼人だが、まだまだ俗世の事で疎いのも多い。それに、SAO時代に経験してなかった事だからと言うのもある。
「バレンタインデーは女の子が意中の男の子にチョコレートをプレゼントする一大イベントです。チョコに勇気を貰って、一緒に想いも伝える一大イベント! そんな時に、隼人君は 仕事だから〜 とスルーしちゃったら、大ヒンシュクですよ!」
「あ、う…… そ、そう、なんです……か?」
「そうなんです! ググってください。一瞬でHITします。ユイちゃんに検索してもらいますか?」
「いえ、大丈夫です……。それは、ちょっと恥ずかしいですから」
隼人は、ささっとチェック。
渚に言われた通りだった。直ぐに出てきて、内容も直ぐに理解した。
「色々とあるんですね。…義理に本命、友、俺、マイ、……沢山のチョコ。チョコが沢山、ありますね」
「えーっと、あまり余計な情報を頭に入れなくて大丈夫です。女の子から男の子へとチョコを贈る、と言う事だけ頭に入れておけば。……です
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