02現代のシヨウ
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
廷から守る手立てを探さねばならぬ。汝は今回役に立ちそうにないから、用件が終わればまた会おう、さらばじゃ」
シヨウは早々に電話を切って、手慣れた様子で首から下げたスマホを胸ポケットに入れた。
「では父上、名残惜しいが我は故郷を救う算段をせねばならぬ、また会おう、サイチェンでハバナイスデイじゃ」
シヨウは四葉のカバンを持って学校に向かった。
助力を得られる友人を探し、いなければ早々に飛騨の図書館にでも行って冬守の資料が無いか資料を調べ、無ければ国会図書館に突撃する。
それでも方策がなければクレヨンしんちゃんでも誘拐していって、両親と車とシロをアッパレ戦国時代に呼び寄せるしかない。
イジリマタベイとか草g剛ポンで地デジ化。警官に車ぶつけて逃走した稲垣メンバーと同じで、もっかい「これから僕がテレビで見られなくなります」の辞めジャニの人は冬守には居ない。
学校
「おお、友柄共、息災であったか」
昨日はカラオケパーティーで、センパイファンクラブ祝勝会?だったので、クラスメイトとも大いに飲んで(ジュース)騒いだ。
「あれ? あんたまた何か憑いちゃった?」
「今月、もう二度目よ」
「そうか、迷惑を掛けるな。我が名はシヨウ。紀元前の冬守の巫女、ヨツハの前世と霊が入れ替わっておる。我が故郷に天皇家の祖先が攻め込んで来るようでな、どうにか追い散らす算段をせねばならぬのじゃ、合力を願う」
「「「…………」」」
呆れ果てて絶句する一同。女子高生に天皇家の軍勢を追い払う能力はなかった。
「じゃあ、これなんかどう?」
クラスメイトがスマホで検索して見せたのは、ファーストキスから始まるストーリーで、使い魔とか陰獣の類を呼び出すはずが、人間でガンダールブを呼んでしまった虚無の魔法使いの話だった。
「うむ、爆炎の魔法使いで「るーしぇ君」でルシフェルとか、ディアブロを呼んで異世界の魔王とドレイ契約をするのだな」
「スマホ一個持ってるとニンショウとかケイヤク、カンタンらしいよ〜?」
「そうなのか」
何やら最初は着替えや入浴を見られて、生徒会長で最優秀生徒で爆炎の魔法使いが、ドレイくんとか最弱最強の竜騎士に敗北して弱みを握られて焼き印とか見られ、「兄さん、やってくれましたね?」したり、女だらけの学び舎で男が一人だけ入学するような経緯があり、タカビーなお嬢様の鼻をへし折ってから懐かれたり、同室の男は実は男装の麗人で女だったり「一夏のエッチ」で、「俺の嫁」宣言した女が夜這いに来ていて朝に素っ裸のまま関節技食らったり、幼馴染1と2で争ったり、夏休みにはノーアポイントで一夏の実家に「来ちゃった」しないとイケナイらしい。
(ダメだこいつら、早く何とかしないと)
シヨウは授業をサボって図書室に行
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ