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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十四話
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ルを秘めている。

無論、耐薬耐毒性も。

あぁ、そういえば円香の再調整しないと…

今は吸血鬼の血でもってる…んだと思うからそれがなくてもいいように…

つらつらとそんな事を考えていると、唐突にくすぐったさに襲われた。

「まっ円香!?」

「ねこみみ〜」

猫耳をふにふにと弄られ、力が抜ける。

「まっ円香っ…! やめてっ…!」

「んー…じゃぁ…」

「ま、まどか…?」

とてつもなく嫌な気配がした。

かぷっ…と首筋に噛みつかれたのだ。

side out








「あー…にゃー…やめっ…ひうっ…」

円香は一夏の後ろから首筋に噛みつきながら、猫耳を弄っていた。

かくん…と一夏の膝が折れ、キッチンに倒れる。

それを追って円香もしゃがみこんだ。

「たばねおねーちゃんが言ってたの。
お兄ちゃんの首筋を噛んだら大人しくなるって」

そう言って、一夏の上におおい被さるようにのしかかり、首筋に歯を立てる。

「にゃーっ…にゃあ…」

じたばたと抵抗する一夏だが、次第に大人しくなる。

そして…

「ふみゅぅ…」

抵抗をやめた。

「とよたまー。お鍋の火、おねがいねー」

『わかったよ円香』

円香は抵抗しなくなった一夏に噛みつくのをやめ、トヨタマに指示を出した。

「えーと…お兄ちゃんをソファーにはこばないと…」

円香は覚えたての気功術で全身を強化して、一夏を抱えた。

「ふみゅ…?」

「ちょっとがまんしてね」

妹にお姫様抱っこされる兄という情けない姿を撮られているとはつゆ知らず、一夏はふやけた顔をしていた。

円香はソファーに腰掛け、膝の上に兄を腹這いにのせた。

この姿勢が兄を愛でるのに一番適していると知っているのだ。

「お兄ちゃんをひとりじめ…」

円香の瞳には嗜虐的な色が灯っており…………………完全に手遅れだった。








半刻ほどして千冬が帰って来た。

「おかえりなさいおねーちゃん!
ちゃんとしたごしらえしといたよ!」

「ぅにゃぁぁぁ………」

千冬は頬をぴくぴくとひきつらせた。

「円香。気持ちは嬉しいが誰に教わった?」

「たばねおねーちゃん」

「奴め…」

「ほら!おねーちゃんもすわって!」

円香に言われた千冬は荷物を置いた。

一夏を抱き上げ、円香の隣に座り、一夏を自分と円香の膝の上にのせる。

「たばねおねーちゃんがね、おねーちゃんはこれが一番喜ぶって言ってたよ」

「長い付き合いだしな」

そう言いながら、一夏の顎をくすぐる。

「うにゃぁぁ〜…」

と鳴く。というか
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