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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十四話
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制御は完璧だ」

「まほーでケーキつくるの?」

「ああ、ミルクレープほど現代魔法の練習に適した料理は他に無いぞ」

「ふーん…そうなんだ…」

肉じゃがが鍋の中でグツグツと煮えるのを見ながら、姉さんのエイドスを覗く。

座標はここから一時間ほどの位置だ。

「姉さん、あと一時間くらいで帰ってくるよ」

「そうなの?」

「うん…あ、缶ビールあったかな…」

冷蔵庫を開けると三本しかなかった。

「円香、ちょっとパントリー言ってビールあるか見てきて」

「ん」

パントリーというのは本来キッチン備え付けの食料庫だが、この家は二階にある。

と言うのも二階は空間をねじ曲げて部屋を作ってあり、その一室をパントリーにしているからだ。

直ぐに円香が戻ってきたが、微妙な顔をしていた。

「なかったのか?」

「あった…けど…」

なんか歯切れが悪いな…

「円香、絶対に火には触るなよ」

「うん」

キッチンに円香を残してパントリーへ向かう。

中には買った覚えのない瓶ビールのケースがあった。

20本入りが2ケース。

マジで買った覚えがない。

試しに一本引き抜いてみると、ラベルにはビールジョッキを煽る時計兎のイラストが。

そしてAlice’s Topazの文字。

うん…犯人わかったわ…。

ケースにQRコードが書いてある。

スキャンすると文章が出てきた。

『やほーいっ君。このビールはちーちゃんにあげちゃって。
私が昔暇潰しに作った【超高純度ビール】だよ。
おかしな物ははいってないから安心して。
ていうか自然由来のガチの天然物しかつかってないよ』

ようするに、束さんが邪魔になったビールケースをおいていったのだ。

あの人時々思いつきでこういうの作るもんな…

とことんやりたかったらしくラベルの裏には成分表示と産地まで書いてあった。

まぁ、ありがたく貰っとこう。

で、本当にヤバい物が入ってないかどうかだ…

振動減速で一本ひやして、栓を飛ばす。

匂いは……問題なし。

飲んでみると物凄く美味しかった。

後味はスッキリしてるし雑味がない。

多分ISとか使って作ってる。

一本飲み干し、空の瓶と1ケースを持ってパントリーを出る。

キッチンに戻り、4本振動減速で冷やしてから冷蔵庫にいれておく。

「お兄ちゃん。私もビールのんでいい?」

「もう少し待とうな。せめてお前が高校生になるまでな」

「ぜんぜんすこしじゃない…」

「まぁ、『お前』なら今でも飲めるだろうが、万一があるからな」

イミテーションとはいえメシア。

その肉体は常人を遥かに超えるポテンシャ
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