06.そうだ、刑務所に逝こう。
第1回
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ンの争いは続く―――
「………もう、悪い子には御仕置き、だよ?」
「ハイ………? ひゃっ」
「あ、おいフラン!!」
と思われたが、急にフランは琴葉の背後に回り、後ろから抱き締める。それに反応して、葉月が驚いた表情を浮かべ、硬直する。
「っちょ、フランさん!! 巫山戯るのも好い加減に………ひっ! くすぐった………」
「うふふふ………お兄ちゃんの目の前で、大人の御仕置きを受けてみるかい?」
「いやっ、嘘ですよね…………やっ、ぁ…………ふ、フランさん!!」
そして、段々とエスカレートしていくフラン流、対琴葉用の御仕置き。終いにはフランが琴葉を押し倒し、服を捲り始める。石像のように動かなくなった葉月の前で。
「ちょ、やめっ………やめてください、フランさん!!」
「駄ぁ目? 可愛いよ、琴葉」
「駄目ですっ………わぁぁああああ!? な、何でボタン外すんですっ!? ちょ、フランさぁあああん!!」
「ふふふ……愛してるよ、私の琴葉」
「い、何時フランさんの物になったんですかっ!? というか、私は誰の物でもあり………ひゃぁ!?」
「耳、弱いんだぁ」
「いや、そんな事な……ンン!」
「嗚呼、駄目だよ。声、我慢しないで? 良く聞かせてくれよ」
「絶対嫌です!! 誰か助けっ………〜〜〜〜!!」
「だから、声を我慢しないで? あ、ホラ。これで口閉じられないでしょ」
「ど、どうひてゆいいれへうんれすか!!(如何為て指入れてるんですか!!) ………ふあ、ぁ」
「ふふふふふ……このまま、最後までする?」
「や、やめへくあさい!!(止めて下さい!!)」
「やだよ。もう止められない」
「とめへくらさい!!(止めて下さい!!)」
段々と御仕置きから方向がズレていくフラン。漸く葉月は状況に頭が追いついたようで、直ぐに部屋から出る。如何やら、紗耶香と凛の気配に気付き、頼ろうとしているらしい。が、その所為で二人きりとなった琴葉とフランは、揃って笑みを浮かべる―――――と言っても、琴葉は恐怖、フランは喜びを表す笑みだが。
「へ、へんなところさあらないれくらさいよ!!(変なところ触らないで下さいよ!!)」
「大丈夫だよ。琴葉に変なところ何て無いから」
「なんれすか! そえ!!(何ですか! それ!!)」
「ふふ。顔、真っ赤だね。美味しそうな涙も溜めて。……すっごいそそる」
「やぁっ!? フランさん!!」
と、そこで扉がバァン!と音を立てて開く。其処からなだれ込むように入ってきたのは、葉月、紗耶香、凛、涙、宙だった。
「え、あ、ちょっ!? 首領!!」
「こ、琴葉………!?」
「あ、れ? ……何かトンデモナイ事になってる………」
「…………」
「………もう一歩手前じゃねぇかよ!!」
邪魔が入った
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