第一部 少年たち
第四章
人手不足
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下たちを見渡す。
「アリサ、ヒイラギ、俺と出るわけだから、一人はここに残していかないとな」
「そうですね。ここの護衛は必要ですので最低3人で仕留めることになるでしょう」
「圧倒的に人が足りんな。奴との対峙は2人ってことか。ところでアリサよ。この新人は戦闘に連れていくのか?」
カンに鋭い視線を向けられる。あまりの眼力に委縮してしまう。
「はい、もちろん。連れて行く予定ですが、なにか問題でも?」
毅然とした態度でアリサは返答する。
「最悪死んでも構わないと?」
カンも一歩も引く気はない。強気の姿勢で答える。
「いえ、私が命に代えても守り抜きます。それにモムジェンさんは知らないだけですよ。彼の力を。なんせケガした身体でスサノオに挑んで死にかけていますから」
カンが大爆笑する。
「それはまた面白い逸材を連れてきたな。たしかにその度胸には可能性を感じる。アリサの言葉を信用するに値するわ」
「信用していただき、ありがとうございます」
アリサは笑顔で返す。褒められているのか、貶されているのかわからないやり取りに悶々とする。
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