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GOD EATER STUDIUM
第一部 少年たち
第四章
魔法
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ックしようと迷ったが止めて自室で荷造りをした。荷造りを終えてリビングに戻る。すると机の上にメッセージが置いてあった。よく見るとルイの字で、謹慎明けおかえりないさい。と書いてある。メッセージを読むとどうやら今はミッションに言っているみたいだ。なるほどと思い。返事を書いて部屋を後にした。エントランスに着くと銀髪の人が笑顔で出迎えてくれた。
「急かしてしまう結果になってすみません。では行きましょうか」
 ついていくように後を追うとヘリポートへ着く。そこで待機してあるヘリに乗り込む。ヘリに向かい合った状態で座る。
「まだ少し時間がありますからリラックスしていてください。あ、なにか気になることがありましたら気軽に聞いてください」
 面と見つめられる。なんでもいいですよと言わんばかりにニコニコしている。逆に聞かないといけないなと感じる。
 名前が。と力なくつぶやくと口に手を当てて驚く。
「あ、そういえばまだ名乗っていませんでしたね。私は、フェンリル極東支部独立支援部隊って所属はいいですよね。アリサ・イリーニチア・アミエーラです。改めてよろしくお願いします。サキ君」
「あ、こちらこそよろしくお願いします。あの呼ぶとき、アリサさんって呼んでも大丈夫ですか?」
「ええ大丈夫ですよ。私はサキ君って呼んでいますけどサキ君でいいですか?」
「はい大丈夫です」
 どうしてだろうかアリサさんが常に笑っているからだろうかとっても話しやすい。
「ありがとうございます。それにしてもサキ君は大切にされていますね」
「え、どういう意味ですか?」
「いえ、今日私の同行をしてもらう際に申請しましたら、多くの人によろしくね。と言われましたので。特にリッカさんは一緒に行きたがるほど心配していましたよ」
「そうなんですか。前沢山の人に心配と迷惑をかけましたから」
 それなのに実際はなにも守れなかったなんて情けないよな。たぶん救援が来なければ死んでいたし。あの時もっと強ければ。また違っていたのに、情けない。
 力いっぱい拳を握る。
「まあ結局みなさんに迷惑をかけただけで何も守れなかったんですけどね」
 そういって笑うことによって不安な、情けない自分をごまかしたかった。
「そうですね。守ることも守られることもこの世界では、どちらも大変ですから。けど、生きてさえいればできることはたくさんあります。それにあなたは守れなかったと思っていても実は守れているなんてこともありますよ」
「そんなことあるんですか? アリサさんは経験したことあるんですか?」
「もちろんありますよ。それも一回や二回などと少ない数字ではなく、数えきれないほどに」
「アリサさんクラスの神機使いでも守れないことがあったんですね」
「当たり前です。私も目の前で人が亡くなるのを何度も目の当たりにしています。そ
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