第65話
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が黙っていると思っていたのか?」
「幾ら結社であろうとも、”バカ王”のお前にだけは”馬鹿”呼ばわりされる筋合いはないと思うが……民――――それもまだ成人もしていない女子供を泣かせた事を許さない点については俺も同じ考えだ。」
「……そうですね。私も”教え子”を泣かした貴方達は心の奥底から許せません。そして”教え子”が立ち直ってクロスベルの”意地と誇り”を示したのですから、今度はクロスベルの”皇”であるお二方と”教官”である私達が示す番です。」
厳しい表情を浮かべたギュランドロスに呆れた表情で指摘したヴァイスだったがすぐにギュランドロスのようにリセルと共に厳しい表情を浮かべてカンパネルラを睨んだ。
「………あ…………」
ギュランドロス達の話に出た人物が自分である事にすぐに気づいたユウナは呆けた声を出し
「フフッ………――――だったら、あの娘にとっての先輩である私もロイド達の代わりに貴方達と共に”誇り”と”意地”を示さないとね。仕方ないから貴方達の”馬鹿騒ぎ”に付き合ってあげるわ♪」
「――――ならば俺は未だこんな俺を慕ってくれるクロスベルの市民達の為に、クロスベルの災いになりうるその機体の撃破で示そう―――――クロスベルの”意地”と”誇り”、そして”力”を。」
「エ、エルファティシアさんとアリオスさんまで……」
更にエルファティシアとアリオスもそれぞれ静かな笑みを浮かべて参戦を申し出てエルファティシアはヴァイス達と共にカンパネルラに対峙し、アリオスはルイーネ達と共にオルディーネと対峙し、その様子を見ていたセレーネは苦笑していた。
「ハハハハハハッ!最高にアツくなってきたじゃねぇかあっ!」
「いや、僕としては最悪の展開なんでだけど………ハア。何で、こうなったんだか。」
「フッ、その”意地”と”誇り”とやらでどこまでこの”力”を前に示せるか、見せてもらおう。」
それぞれが相手する使い手達と対峙したマクバーンは好戦的な笑みを浮かべて声を上げて笑い、カンパネルラは疲れた表情で溜息を吐き、オルディーネの中にいるジークフリードは静かな笑みを浮かべた。
「――――トールズ第Uとその協力者の連中!”三帝国交流会”の最中に起こったオレサマ達の国の事件解決の貢献をした礼に見せてやろう、オレ達”六銃士”―――いや、クロスベルの”力”、”意地”と”誇り”を!」
「そして”双界最強の剣士”たるセリカの力も見ていくといい!」
「俺達の戦いを見世物にするな……それに勝手に俺の肩書きまで増やすな………それを真に受けた面倒な連中が増えるだろうが。――――サティアの為に貴様は滅ぼす。―――――行くぞ。」
ギュランドロスとヴァイスはそれぞれ高々と宣言し、セリカは呆れた表情で指摘した後すぐに
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