第65話
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜星見の塔・屋上〜
「ヴァ、ヴァイスハイト陛下!?それにリセル皇妃陛下や他の”六銃士”まで……!」
「な、何で、リセル教官達がこんな所に……!?」
ヴァイス達の登場にリィンとユウナは驚きの声を上げ
「おいおい、俺達がここにいる事はそんなにおかしくないぞ?」
「そうね。何せ交流会に訪れたエレボニアのVIPの関係者が行方不明になったのだから、その捜索、並びに行方不明になった人を”保護”する為に様々な事情で軍に警察、そして遊撃士達が忙しい中手が空いている私達”六銃士”自ら動いてもおかしくないでしょう?」
「エ、”エレボニアのVIPの関係者が行方不明になった”って、もしかして………」
「………ぁ………………」
「………………」
ヴァイスとルイーネの答えにアルフィンは驚きの表情でリーゼアリアに視線を向け、リーゼアリアは呆けた声を出して辛そうな表情をし、エリゼは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「とは言っても、それはあくまで”我々六銃士が全員揃って”少しの間クロスベルを留守にする”建前”で、”本命”は貴方達です――――結社”身喰らう蛇”の残党に”地精”。」
「………………」
「へえ?僕達に何の用かな?”実験”も終わったから、もう撤収する所だよ?」
エルミナの説明にジークフリードが黙り込んでいる中、カンパネルラは興味ありげな様子でヴァイス達に問いかけた。
「あはは、もしかして本気でわからないの?―――――あたし達の”敵”がわざわざクロスベルに姿を現した挙句、あたし達の国で好き勝手に暴れてくれたんだから、それらに対する”落とし前”を付ける為に決まっているじゃん!!」
「――――既に工匠特製の転移封じの結界は展開しました。少なくても貴方達は”転移”の手段でこの場から撤退する事はできませんよ。」
カンパネルラの問いかけに対して声を上げて笑ったパティルナは好戦的な笑みを浮かべて投刃を、アルは静かな表情で答えて剣とアサルトマシンガンを構え、ヴァイス達も続くようにそれぞれの武装である大剣、銃剣、細剣、双剣を構えた!
「ええっ!?」
「”落とし前”ってま、まさかとは思うが………」
「”結社”を滅ぼす為に行っていたメンフィル・クロスベル連合の”蛇狩り”ですか……」
「ハハ……このタイミングで姿を現すなんて、狙っていたとしか思えないよ。そう言えばエルファティシア皇妃陛下がセリカさん達を後でボク達の援軍に向かわせるといっていたが、まさか彼らも共に来ているのかい?」
ヴァイス達のやろうとしている事を知ったエマは驚き、マキアスは信じられない表情をし、シャロンは静かな表情で呟き、疲れた表情で呟いたオリビエはヴァイスに問
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ