プロローグ
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破して、再度地上に落ちた巨石があったかもしれない。
天手力男命という相撲の神様が、天の岩戸を開いて投げたという伝説があるが、長野県戸隠にまで飛んで天岩戸神社が建立され、奈良市柳生町にも天の岩戸が落下したとされる天乃石立神社が実在する。
日本各所に鬼界カルデラからの噴石が到達したものと思われる。
残念ながら箒星は氷で構成されていて、地面にまで到達できない。
ツングースカの大爆発、数年前ロシアに落ちた氷の塊のように、太陽系外周オールトの雲から落ちてきた氷塊は、断熱圧縮によって上空で水蒸気爆発を起こして、地上到達前に爆発して粉砕され、隕鉄や岩石もクレーターも残さない。
コアに岩石が少数存在するので、半壊して大気圏でも燃え尽きず、クレーターを形成する可能性は存在する。
それから5千年、集落や人員が再建された時代。
人が存在できなくなっていた九州、立ち入ることも居住する事も禁忌となっていた場所に、海から渡来人たちが辿り着き、都市を建設して人数を増やし、一大勢力となって東方侵攻を開始していた。
「降り来たり給えっ! 出雲の神よっ!」
神憑り状態となって、シヨウは倒れた。
天空には、この時も凶星、尾を引いて天を割いている箒星が現れていた。
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