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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第64話
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んでいた。

「…………………」

「ト、トワ教官?どうしたんですか?」

辛そうな表情で黙り込んでいるトワに気づいたティータは困惑の表情でトワに声をかけた。



〜星見の塔・屋上〜



「―――お初にお目にかかる。”蒼”のジークフリードという者だ。”地精”の長代理として参上した。」

仮面の男―――蒼のジークフリードが名乗るとその場にいる多くの者達は驚いた。

「ち、地精……!?」

「それって確か……」

「……魔女の始祖たちと共に”騎神”を造った………」

「しかも、長代理って……」

「………………」

「うふふ………アハハハハハッ……!―――とうとう現れたわね。この1年半、ううん……数百年の永きにわたり、歴史から消えていた勢力が……!」

ジークフリードの所属している勢力を知った旧Z組の面々が困惑している中シャロンは辛そうな表情で黙り込み、クロチルダは声をあげて笑った後意味ありげな笑みを浮かべた。



「……数百年………」

「な、何言ってやがる……」

「……途方もない話みたいですね。」

「「…………………」」

(”地精(グノーム)”……1200年前の真実を知る片方か……しかしあの”彼”は……)

(お兄様……?)

旧Z組の面々もそれぞれジークフリードに注目している中真剣な表情を浮かべたオリビエの様子を不思議に思ったアルフィンは不思議そうな表情で首を傾げた。



「……クク、面白ぇ。”惜しいヤツとは思ってたが”……まさかそう来やがったとは。」

「へえ、何やら因縁があるみたいだね?それにしても、いいね君!”結社”の相手に相応しいよ!」

一方口元に笑みを浮かべたマクバーンの言葉を興味ありげな様子で聞いていたカンパネルラは口元に笑みを浮かべてジークフリードに声をかけた。

「フッ、今回は顔見せに終わってしまいそうだが……―――”身喰らう蛇”。よければやりあってもいいが?」

カンパネルラの挑発に対して静かな笑みを浮かべて答えたジークフリードは2丁の銃を取り出して構えた。

「っ……!」

「その武装は……」

「2丁の導力銃、ですか……」

「………?」

ジークフリードの武装を見て血相を変えているアリサ達を不思議に思ったセレーネは首を傾げた。

「――――だったら、結社ではなく俺達とやり合ってもらおうか?」

するとその時男の声が聞こえ、聞き覚えのある男の声を聞いたその場にいる全員が驚いたその時ヴァイス、リセル、ルイーネ、エルミナ、パティルナ、アルが屋上と塔内を結ぶ出入り口から現れた!



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