第64話
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
達の勝利に喜んでいる中エルファティシアとアリオスは感心した様子で見守っていた。
「フフ……やったじゃない?」
「ああ……ユウナも含めてみんなのおかげだ。」
「少しは示せた、かな………」
「ま、こんなものね。」
ヴァリマールの中にいるセリーヌの言葉にリィンは頷き、それぞれの機体を操縦していたユウナは満足げな笑みを浮かべ、レンは口元に笑みを浮かべた。
「フフ、やられちゃったか。博士はいい顔をしないだろうけどこれにて実験は終了だね。」
「使い捨てだ、構わねぇだろ。それより――――そろそろ出て来いよ、”3人とも”?」
一方苦笑しているカンパネルラの言葉に答えたマクバーンは意味ありげな言葉を口にして周囲を見回した。
「え……!?」
「まさか―――」
マクバーンの言葉を聞いたアリサ達が驚いたその時
「フフ……さすがに気づかれてたわね。」
突如女性の声が聞こえ、声が聞こえた方向にその場にいる全員が視線を向けると柱の一つに女性の幻影が姿を現した!
「あ…………」
「結社身喰らう蛇”第二柱”――――”蒼の深淵”……!」
「まさかこのタイミングで姿を現すとは……」
「貴女がエマさんが探していた”魔女”………」
「あれは”幻影”ね。」
女性の幻影の登場にエマは呆け、セシリアとサフィナは真剣な表情を浮かべ、ゲルドは静かな表情で女性の幻影を見つめ、レンは女性が幻影である事にすぐに見抜いた。
「姉さん……!やっと見つけたわ……!」
「何やってんのよアンタは……!」
女性――――かつての結社の蛇の使徒の第二柱―――”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダを確認したエマはヴァリマールの中から出たセリーヌと共に前に出てクロチルダに声をかけた。
「久しぶりね、エマ、セリーヌ。リィン君たちに黒兎も。皇子殿下と皇女殿下、風の剣聖に混沌の森王、そしてリィン君の従妹と新Z組の子達は改めてお見知りおきを。元・帝都歌劇場の歌姫にして結社”身喰らう蛇”が第二柱――――”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダよ。」
「失踪中の歌姫……!?」
「あ、貴女があの蒼の歌姫……」
「ふふ、こんな場所でお目にかかるなんて……」
クロチルダが自己紹介をするとクルトは驚き、リーゼアリアは呆け、ミューズは微笑んだ。
「フフ………カンパネルラにマクバーン。半年ぶりくらいかしら?」
「アンタが”結社”と揉めて行方をくらまして以来だな。まったく面倒くせぇ真似をしてくれたもんだぜ。」
「たしか使い魔はやられちゃったんだろう?フフ、幻影を飛ばすにしても”近く”にはいそうだね……?」
クロチルダに声をか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ