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人徳?いいえモフ徳です。
十七匹め
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欠片を漁り始めた。

「砕けたんじゃねぇの?」

「わかんないけど、ほっといたら復活するんでしょ?」

「よくわかったな」

やがてシラヌイは一つの氷塊をみつけた。

「あった」

スライム・コアの半分を被う氷。

シラヌイは氷をひっぺがし、ボーデンに渡した。

「かえろ、ボーデン」

「おう」

ボーデンがシラヌイの脇に手を入れると、シラヌイは何も言わず狐になった。

それを来たときと同じように胸元に入れる。

「なぁ、シラヌイ、このままぎゅってしていいか?」

「きゅー」

「いや、潰れねぇだろ」

「きゅぃ」

「おいおい、お前が漏らしたらアタシが漏らしたみたいになるじゃねぇか止めろよ」

「きゅぅ」

「はいはい、このままかえるよ…」

なんだかんだ言いつつ、ぱふぱふを堪能できてご満悦のシラヌイだった。

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