409部分:第三十一話 夜の港でその四
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とにかく何を読んで学べばいいのかわからないまであるのだった。
「けれどそれでも」
「はい、それでもですよね」
「そこまで難しく考える必要なかったんだ」
「そうですね。けれど」
「けれど?」
「楽しいですよね」
月美は不意にこうも言うのだった。
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