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【シェアワールド】ユア・ブラッド・マインー新約・魔鉄文明英雄譚ー
必読設定:魔鉄
魔鉄の利用

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 OI体質者による魔鉄加工で様々な性質を付与できる魔鉄には、従来の金属を大きく超える様々な用途が存在する。

・建築:基本的に地上の法則によって干渉ができないため、耐久が高く、耐震性や耐火性に異常に優れる。そのため建築の世界では、家の柱や基礎として起用する場合が多い。近年では性質を変化させることができる、という特性を用いて、金属的で冷たい外見から、木やレンガを思わせる見た目や手触りに変化させた家も誕生している。
 また、戦時中に鉄脈術によって破壊されても、技術者の手によって瞬時に元の形に復旧することが可能という点に注目が集まり、魔鉄暦以後の戦争における戦後復興が早い要因となっている。

・魔鉄器(一種のマジック・アイテムとしての):電気を使わずに灯りが付くランプや、自動的に切れ味が増すナイフなど。製鉄師達が契約に用いる『エンゲージ』や、OI能力者を監理するリングがそれである。

 なお、厳密には魔鉄によって造られたものならば何でも『魔鉄器』である。


 加工技術はラバルナ帝国が独占していた。OI体質の人間そのものは帝国以外の領域にもいたが、力の使い方を当時明確に理解していたのは帝国のOI体質者のみであった。
 ラバルナ帝国による世界征服後、即ち支配期には、各国から素養ありと見込まれたOI体質の人間が集められ、帝都ハットゥシャで魔鉄加工技術を修める。

 帝国崩壊後、この技術者たち――のちのブラッドスミスやドヴェルグの祖になっていく人物たちが、自国に魔鉄加工技術を持ち込んだことで、世界は鉄器文明から魔鉄器文明へとフェーズチェンジすることになった。

 前述の通り、『下位世界から上位世界への干渉不可能性』の規則により、マテリアルの法則に非常に強いため、劣化が非常に遅い・あるいは劣化しないとされており、この事実が魔鉄普及に一役買っている。
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