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ヘタリア学園
第七千二百十五話  雲の上さえも

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第七千二百十五話  雲の上さえも
 ロシアは徐々に登っていてすぐにわかりました。
「空気が薄くなってきているね」
「雲のよりも高いので」
「そうだね、そこまで高いとね」
「空気も薄くなります」
 日本もこう説明します。
「頂上位になるとかなりです」
「じゃあそのことにも注意だね」
「高山病になります」
 実際にというのです。
「くれぐれもご注意を」
「僕はその病気あまり知らないんだよね」
 ロシアは高山病と聞いても今一つ実感のないお顔でした。
「ウラルでも感じられないしね」
「カフカスでもですね」
「だからどんなのかあまり知らないけれど」
 それでもというのです。
「注意するね」
「いざとなれば酸素マスクもありますので」
 こちらの用意もされています、富士山は高いだけにこうしたことへの用心も必要な場所です、高山だけあって。


第七千二百十五話   完


                   2018・8・14

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