機動戦士ガンダム
2135話
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は軍人。どうしても政治家の類は足りないのです」
「……なるほど。それで、ワルキューレのメンバーを、と?」
質問に無言で頷くセイラ。
その金髪が光を反射して一瞬視線を奪われるも、すぐに今はそれどころではないと思い直す。
「ええ。それに、ルナ・ジオンにおいてはシャドウミラーから色々と人手……人手? を借りる事になるので、何らかの汚職をしようと思っても、まず出来ません。そうですね?」
セイラがこちらに視線を向けて尋ねてくるので、俺はそれに頷きを返す。
「そうだな。汚職の類を自分だけで、それもコンピュータの類を使わないで……という風なら、汚職を続ける事も可能かもしれないけど」
バッタとか量産型Wに見張られているような状況で、単独で汚職を行うというのはかなり難しい。
正直なところ、ルナ・ジオンにおける汚職は限りなく少なくなるだろう。
それこそ連邦やジオン公国とは比べものにならない程、クリーンな政治となる筈だった。
そういうのを全面に出して、移住者を募るというのも良いかもしれないな。
「……分かりました。姫様がそう仰るのであれば、信じましょう。私が協力している者達にそれとなく探りを入れて、好感触のようであればこの件を話してみます。勿論、その人物が他の者にこの情報を漏らさないと確認した上で、ですが。それと、私の首都防衛大隊は私の部下として活動しているので、恐らく多くの者がこちらについてくれるでしょう」
「お願いします」
こうして、俺達は最後の協力者たるアンリをも手中に収める事に成功する。
もっとも、アンリはセイラはともかく俺達シャドウミラーを完全には信頼していないようだが……それは、この際しょうがないだろう。
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