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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第63話
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〜星見の塔・屋上〜



「ヒャッハーッ!たぎって来たぜぇっ!!」

戦闘開始時マクバーンは自身の”焔”によって一瞬でダメージや霊力を回復させると共に自身を強化するクラフト―――オーバーヒートを発動し

「ヒャハハハッ!ちょいと熱いが我慢しろよ!?オラオラオラオラァッ!!」

続けてSクラフトを発動し、黒き火炎弾をリィン達に放った!

「ベルフェゴール、リザイラ!」

「了解♪」

「ふふふ、幾ら”人”を超えた身とはいえ、魔神と精霊女王の結界を破れますか?」

それを見たリィンに呼びかけられた二人は協力して強固な結界で自分達を覆い、マクバーンが放った火炎弾は結界にぶつかると黒き焔の渦と化した。

「さあて……コイツで仕上げだ!ジリオン―――――ハザード!!」

片手に集束した黒き焔の球体をマクバーンが放ち、黒き焔の球体は結界にぶつかると超越した黒き焔の大爆発を起こした!そして爆発による煙が晴れると、結界に僅かに罅が入った状態で傷一つ負っていないリィン達が現れた!



「何……っ!?」

自分の最大技が防がれた事にマクバーンは驚き

「うふふ、私達の結界に罅を入れた事は褒めてあげるけど、”その程度”で”七大罪”の一柱である私と精霊女王のリザイラの魔力に届くと思っていたのかしら?」

「い、今のが”その程度”って……こっちもこっちで、相変わらず化物じみているな………」

「うふふ、ですがそのお陰で本気になった”劫炎”の最大攻撃を防ぐ事ができるのですから、私達にとっては朗報ですわ♪行きますわよ――――シャドウステッチ!!」

「ハッ、ぬりぃぞ!」

「!」

余裕の笑みを浮かべてリザイラと共に結界を解除したベルフェゴールの言葉にマキアスが冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中シャロンは微笑んだ後マクバーンに反撃をしたが、マクバーンはダメージを受けたにも関わらず怯まず反撃にシャロンに黒い火炎弾を放ち、放たれた火炎弾をシャロンは紙一重で回避し

「走れ――――玄武の地走り!!」

「チッ……!」

シャロンに反撃をした影響でサフィナが放った斬撃波に咄嗟に反応できなかったマクバーンはダメージを受けて舌打ちをした。

「コォォォォ………神気――――合一!!」

「うふふ、レンも”本気”を出してあげる――――わっ!!」

「風よ、我に力を――――ハアッ!!」

一方リィンは”鬼の力”を解放した姿になり、レンは魔人と化し、アリオスは気功技―――軽功で自身を強化した。

「魔術師達に祝福を―――――魔法領域の符術!!」

「ルリエンよ、我等に守護の盾を―――防護の聖域!!」

「月の守りを――――クレシェントシェル!!」

「ふふふ、それで
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