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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第63話
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”私達の力”を……!」

「お願い――――ティータ!」

「了解です……!」

アルティナとミューズがそれぞれARCUSUを操作した後ユウナは通信でティータにある事を指示した。



〜旧警備隊・貨物迂回線〜



一方第U分校は列車と共に星見の塔近辺まで移動しており、ユウナとの通信を終えたティータが振り向くとそこには背中にブースターらしき装置を取り付けたドラッケン待機していた。

「ブーストキャリア点火!3(トライ)、2(ツヴァイ)、1(アインス)、0(ヌル)――――ドラッケンU号機、上昇(リフトオフ)……!」

ティータがカウントダウンを終えるとドラッケンは背中のブースターによって飛び上がり、星見の塔へと向かった!

「おおっ……!」

「す、凄い………」

「ラインフォルトとZCFが共同開発した新技術か……」

「(クク、中々面白いモンを見せてもらったぜ。ヴァイスハイト達の話通りなら、”オレ達の出番”もそろそろだな。)――――ヴァイスハイトか?オレだ、ヴァイスハイト・ツェリンダー唯一の好敵手たる”ギュランドロス・ヴァスガン”だ。)」

ランディ達教官陣が生徒達と共に星見の塔へと向かって行くドラッケンの様子を見守っている中口元に笑みを浮かべたランドロスは気配を消して列車の中へと入っていき、ヴァイスとの通信を開始した。



〜星見の塔・屋上〜



星見の塔の屋上に到着したドラッケンがそのまま落下すると落下の衝撃によってカンパネルラの結界は粉々に砕け散った!

「なああっ………!」

「魔術の結界を強引に……!」

「ハハ………!大した子達だ……!」

「うふっ♪この調子だとうかうかしていたら、その内特務支援課(ロイド達)も追いつかれるかもしれないわね♪」

「………そうかもしれないな。」

結界が破壊される様子をマキアスとセリーヌが驚き、オリビエが感心している中からかいの表情を浮かべたエルファティシアの言葉にアリオスは静かな笑みを浮かべて答えた。



「教官……!」

「リィン……!」

「リィンさん……!」

「レン教官も………!」

「ああ……!来い――――”灰の騎神”ヴァリマール!!」

「ええ……!来て――――パテル=マテル!!」

そして結界がなくなった事で頼もしき相棒たちを呼べるようになったリィンとレンもそれぞれ相棒の名を叫んだ。



「応―――――!」

「――――――!」

それぞれの主の呼びかけに答えた機体達もそれぞれ飛び上がって、主の元に到着した。



「あたしも付き合うわ!」

リィンがヴァリマールの中へと吸い込まれようとしたその時セリーヌもリィンと一緒にヴ
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