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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第63話
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い事で更に威力が増した裁きの光の雨に命中した二人は思わず悲鳴を上げた。そして術者であるゲルドと光のエネルギーの雨を放った本人であるリーゼアリアがそれぞれの得物である魔杖と魔導弓を構えて並んでいた。

「ゲルドさん……そ、それにどうしてリーゼアリアさんまで………」

「うふふ、まさか昨日レンが言った事を本当に実現するなんて、さすがのレンも驚いたわ♪」

「レン……貴女、彼女に一体何を吹き込んだのですか……」

ゲルドと共にいるリーゼアリアを見たセレーネが困惑している中、小悪魔な笑みを浮かべたレンの言葉を聞いてリーゼアリアまで助太刀に来た事にレンが関わっている事をすぐに察したサフィナは呆れた表情で溜息を吐いた。



「お待たせしました、教官!」

「新Z組――――協力者と共に参上しました!」

「ふふ、来ちゃいました♪」

「何とか隙は突けましたが……」

「ヤベーヤベー……ひょっとして殺っちまったか?」

「約束通り”みんな”で来たわ、リィン教官、セレーネ教官。」

「お兄様、お姉様、ご無事ですか……!?」

「き、来てくれたんだ……」

「ふふっ、さすが”Z組”を継ぐ方達ですわね♪」

「リ、リーゼアリアまで一緒に来るなんて……あら?という事はあの娘、オルキスタワーを抜け出してきたんじゃ……」

「ハッハッハッ、どうやらレン君のお陰でリーゼアリア君も中々やんちゃな仔猫ちゃんへと変わったみたいだね♪」

ユウナ達がそれぞれリィン達に声をかけている中ユウナ達の登場にアリサは驚き、シャロンは微笑み、アルフィンが戸惑いの表情をしている中オリビエは呑気に笑っていた。



「あ、有り難いがさすがにこの場は……」

「危険です!下がっていてください!」

一方敵の危険性を身をもって知っていたマキアスは不安そうな表情をし、エマはユウナ達に警告をした。

「クク、いいねぇ……そこの金茶の小僧……見込みがありそうじゃねえか?」

一方立ち上がったマクバーンは好戦的な笑みを浮かべてアッシュを見つめた。

「………マジかよ。」

「”人外”と考えた方がいいみたいですね……」

「フフ、今ので打ち止めかな?心意気は買うけどそれだけじゃあねぇ?」

真正面から顔に攻撃を受けたにも関わらず平気で立ち上がったマクバーンを見たアッシュとミューズが驚いている中カンパネルラは口元に笑みを浮かべてユウナ達に指摘した。

「甘く見るんじゃないわよ……」

「新Z組と第U分校の力、アンタたちに見せてやる……」

「ビーコン設置完了。いつでも誘導できます。」

「デアフリンガー号への無線接続も完了しました!」

「オラ、とっとと呼べや!」

「見せてあげて、ユウナ。
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