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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第63話
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るかのように縦横無尽に回転しながら何度もマクバーンにダメージを与えた後サフィナの手に戻って行った。

「斬!灰ノ太刀――――滅葉!!」

「秘技――――死縛葬送!!」

「がああああああっ!?」

「絶――――黒皇!!」

「絶技――――双竜皇!!」

そしてリィンとシャロンのSクラフトが決まると、二人に続くように空へと跳躍したアリオスとサフィナがマクバーン目がけて地上へと突撃すると凄まじい風のエネルギーの大爆発と、地面から二つの巨大な竜が咆哮を上げて周りに連鎖爆発を起こしながら空へと舞い上がって行った!

「ぐああああああああああっ!?クク……ハハ………!」

リィン達が放ったSクラフトによって普通なら戦闘不能になってもおかしくないダメージを受けたマクバーンだったが、それでも倒れず好戦的な笑みを浮かべてリィン達を見つめた。



「灰の若造に聖竜と魔女の娘!殲滅天使に死線と風の剣聖!他の連中に放蕩皇子とその妹も悪くねえ!ノって来たぜ……!このまま踊り続けようとしようか!?」

「………やれやれ。趣旨が違ってきてないかい?」

好戦的な笑みを浮かべて更なる戦意を高めたマクバーンの様子にカンパネルラは呆れた表情で溜息を吐いた。

「……っ……何とか焔は押さえましたが……」

「これは……長くは保たないかもしれないわね……」

「……まさに魔人か。」

「これでも、まだ倒れませんか……!」

「あ、あんな化物と子爵閣下は一人でやり合ったのか……!?」

「リィン、このままじゃ……!」

「ああ……!切り札の一つを切らせてもらう!来い――――灰の騎神、」

ヴァリマールを呼ぶ事を決めたリィンはヴァリマールを呼ぼうとしたが

「おっと、させないよ!」

カンパネルラが指を鳴らして結界を展開した!



「結界……!?」

「しかもこの結界は……物理的なものに加えて、精神的なものを遮断する結界ですね。」

「結社による灰の騎神対策ですか………レン、そちらはどうですか?」

「駄目ね。あの結界を何とかしない限り、ヴァリマールもパテル=マテルも呼べないわ。」

カンパネルラの結界にエルファティシアは驚き、セシリアの説明を聞いてすぐに結界の役割を察したサフィナはレンに訊ね、訊ねられたレンは首を横に振って疲れた表情で答えた。

「くっ……それがあったか!」

「エマ――――いえ、アンタ達だったら、結界の解除くらいすぐにできるでしょう!?」

「あら、そこで私達に話を振るとはね。」

「ふふふ、別に私達が手を貸さなくても他の方達でも可能かと思いますが?」

「お、お二人とも……今はそんな呑気な事を言っている場合ではありませんわよ……」


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