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人徳?いいえモフ徳です。
十六匹め
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を持ってるんだと思う。

「おっけー」

さて、じゃぁ…やるか。

「へいへーい!そこの酔っぱらいのバカ!
ガキにコケにされて怒ってんだろ?
来いよ!来てみろよ!ほらどうした来いっていってんだよ!
なんだ?また氷付けにされるのが怖いか?
それでよく冒険者やってられるな?
怖いならさっさとお家に帰ってママのおっぱいでもしゃぶってな。
え?俺の母ちゃんもう出ない?おしゃぶりしゃぶってろばぁぁか。
ほらどうした?帰らないのか?それとも帰る道をわすれちゃったか?
迷子か?迷子センターまで送っていこうか?
あ、この世界迷子センターねぇわ。
じゃぁ衛兵の詰所行こうよ詰所。
そこでママが来るの待つんだよ。まぁ、不振がられて牢屋に入れられて本当にママに来てもらうってのはダサいが目的は果たせる。よしこれでいこう」

「うるっせぇぇぇぇぇんだよこんのガキィィィィィィィィィ!」

大剣を振り上げながら走って来るバカ。

「クリエイトアクア フェイズトランストゥソリッド」

今度は直径5センチ程。

それを何処に置くかといえば…

「ふごっ!?」

バカの足元だ。

ずっこけたアホの手から大剣が離れる。

「野郎!」

アホが取り落とした大剣を取ろうとする。

「クリエイトアクア フェイズトランストゥソリッド」

大剣を氷で包む。

「ちくしょう!」

立ち上がって、素手で殴りかかってくる。

「ジェネレート レイヤードアーマー」

バカの拳がとぷん…とぷん…と水の層を通過する。

「フェイズトランストゥソリッド」

その拳は僕の目の前で落ちた。

腕もろとも。氷の重さで地面に縫い付けられる。

「クリエイトアクア」

作り出した冷水をバカの頭にかける。

「酔いは覚めましたか?」

「……………………………」

「このまま脳天カチ割りますよ?
死んで治るくらいならバカも案外悪い病気じゃない…。
そんなバカな事を言った人を僕は知ってますが試してみましょうか?」

氷の槍を創り、首筋に突き付ける。

返しのついたエグい形の奴だ。

「10、9、8…」

「待ってくれ君!」

なにやら三人組が走ってきた。

「待ってくれ少年!」

三人組はバカの横に並んでしゃがみこんだ。

膝立ちで片手の拳を地面につける。

なおこの姿勢、地球…というか日本の土下座に当たる。

「コイツは俺らの仲間なんです。
コイツを殺すのは待ってくれませんか?」

そう言ったのは茶髪につり目の男だ。

リーダーだろうか?

「……別に、殺すつもりはありません。
事情は知りませんが、以後こういった事の無いよう気を付けてください」

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