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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第25話 巨大な魔道士が集う時
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道士。

大方の敵を片付け終わった後、上への扉は開かれる。

「何か扉が開いたぞ!!!」

「上へ来いってか?」






場所は玉座の間へと戻る。

「ジェラール様一体何を!!?侵入者をひき入れるなんて!!!」

「言ったでしょう?これはゲームだと。奴等はステージをクリアした、それだけの事――面白くなってきたわね」

「しかし儀式を早めなくてはいずれ評議員に感づかれますぞ」

「ヴィダルダス…まだそんな事を心配しているの?―――止められやしないわ」

まるでもう確定しているようなその物言いと、フードの下から見れる女性の嘲笑。
混沌は、まだ大きく動き始めていく。









塔の仲へと上がったナツ、ルーシィ、グレイ、ジュビアはエルザと再会は果たした。
何故かエレメント4のジュビアが居ることにエルザが心の中で疑問に思うも、すぐに彼らに避難しろと言った。

だが、ナツは自身の相棒であるハッピーが捕まっているとそのエルザの言葉を切り、どこにいるかわからない相棒を求めて走り去った。
止める間もないその行動力は流石はナツ・ドラグニルだ。

そのナツを追いかけようとする仲間を、エルザは背中を向け阻止する。
そして言う、”これは私の問題”だと。巻き込みたくないと。

「もう十分巻き込まれてんだよ。あのナツを見ただろ」

それでも、ダメだ。お前たちとは関係のないこの出来事を―――これ以上巻き込めたくない。

「あいつらエルザの昔の仲間って言ってたよね、でもあたしたちは今の仲間――どんな時でもエルザの味方なんだよ」

そう語るルーシィは覚えている。幽鬼の時、エルザが自分の為に、仲間のために身を挺して守ってくれたことを、その時言ってくれた言葉を覚えているからこそ、目の前にいる仲間を言う。自分たちは味方だ、と。

若干一名だけまだ仲間ではない、とツッコミをする者はいないが。


「らしくねーなエルザさんよォ…いつもみてーに四の五の言わずついて来いって言えばいーじゃんョ――オレたちは力を貸す。おまえにだってたまには怖えと思うときがあってもいいじゃねーか」

仲間の自分を想う言葉に静かに涙を流す、まだ流せるであろう左目の涙を。

この戦いは、自分はおそらくもう帰れないかもしれない。
だから…

「だから私がが存在しているときに全てを話しておこう」



そして明かす、ここはどういう場所だと。
この”Rシステム”で行われていた建設と、それをあたらせてた自分たちのことを。

 ――『自由の為に立ち上がれぇぇ!!!!』

自分たちの自由の為に立ち上がり、戦いを始めたことも。


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