第62話
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バーンの頭上より闘気によって発生した風を纏った強烈な一撃をマクバーンに叩き込んだ!
「ガアッ!?クク、マジかよ………」
神剣と退魔の太刀による奥義を連続で受けたマクバーンは戦闘不能になり、自分を追いつめたリィン達に対する好戦的な笑みを浮かべて地面に膝をついた。
「クク、ハハ………いいねぇ、お前ら、煌魔城の時よりもずっといい………」
「やれやれ、別にいいけどさ。下手したらこの塔ごと巻き込んじゃうじゃないの?」
地面に膝をついていたマクバーンだったがすぐに立ち上がると足元から黒い焔を噴き出させ、それを見たリィン達は血相を変えている中カンパネルラは呆れた表情で溜息を吐いて立ち上がった後マクバーンに指摘した。
「まあ、ちっとは譲れや。”深淵”が出て来なくてちょいとイラついてたからな。大丈夫だ――――デカブツまで燃やしたりしねぇよ。」
「うふふ、仕方ないなぁ。」
マクバーンとカンパネルラが呑気に会話をしている中リィン達はマクバーンを最大限に警戒していた。
「………来るぞ……」
「わかってる……!」
「くっ、1年半ぶりだがなんてプレッシャーだ……」
「相変わらず”人間”とは思えない”力”の持ち主ですわ……」
「”ここからが本番”ですわね……」
「”火焔魔人”……”七日戦役”でリウイ陛下達が討ち取り、そして亡霊となった彼は子爵閣とがやり合った人外か。」
「………なるほど。まさに”人外”というべき”力”が感じられるな。」
「そうね。飛天魔族―――いえ、下級魔神クラスと見積もった方がよさそうね。」
既にマクバーンの”本気”を知っているリィン達が警戒している中、初めて見るマクバーンの”本気”を見たオリビエやアリオス、エルファティシアも表情を引き締め
「うふふ、でもパパとゼルギウス将軍はたった二人で無傷で勝利したけどね♪」
「レン……あの二人を比較対象に出す時点で比較対象として間違っていますよ……」
「ふふっ、お二人は英傑揃いのメンフィルの将や皇族の中でも指折りの実力者ですからね。」
小悪魔な笑みを浮かべたレンの言葉にサフィナは疲れた表情で指摘し、セシリアは苦笑していた。
「セリーヌ、手伝って……!」
「ええ、あの黒い焔を何とか封じ込めるわよ……!」
「アルフィン。」
「ええ、わかっていますわ。――――お願いします、ベルフェゴール様!」
「どうか私達に御力を――――リザイラ様!」
一方エマはセリーヌと共にマクバーンの焔を封じ込める為に魔術を開始し、エリゼとアルフィンはそれぞれの魔力と同化していたベルフェゴールとリザイラを召喚した!
「オオオォォォオォォオオッ……!」
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