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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第24話 アカネリゾートにて
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手紙がオレの元に届いてから数日、オレは手紙の主に返事を返してないまま今、アカネリゾートに来ていた。それも前回できた最強チームのメンバーたちと。

「…なぁ…本当にオレも一緒でいいのか?」

「いいからこそ誘っただろう?ほら、レッドさんも行こう」

アカネはフィオーレ王国で人気のある観光地であり、ピーチやリゾートホテルも高級だ。
そのリゾートホテルの地下にはカジノが存在していることから客に対して退屈させないように造られており、そのリゾートホテルで遊びが絶えない。

透明なほど綺麗な海、日差しの中でもその太陽の光を反射して人の心を癒やすような光景。
蒼い空の下に碧い海。この中で水着を着ていても圧倒的な解放感を覚えてしまう。

「見ろよこの水!!!めっちゃ透明だぞ!!!」

「うおおっ!!!スゲェ!!!」

「グレイ海バン履こーよ」

今の自分より解放感になっている裸族が居るが気にしない。

「ってか、なんでオレも…?」

「……遊ぶ人数は多い方がいいと言うだろう?」

隣にいる緋く長い髪をポニーテールに縛ったスタイル抜群とも言えるプロポーションを持つ女、エルザは顔を少しだけ赤らめながらオレの疑問に応える。
それなら分かるが、別にオレじゃなくていいんじゃ…等考えてしまうが別に深い意味はないと言っているし、気にしないでおくのがいいのだろう。



今朝作業していたら何故かロキとエルザにこのアカネリゾートに来ることにされいてた。
いや、普通に誘われて特に何もなかったから一緒に来たけど…オレって関係なくねえか?

ただ、ロキがエルザに耳打ちしながら誘ってきたことから何か企んでのことだろうけど…まぁ悪いモンじゃないはずだ。…そのロキのことも今朝リゾートホテルのチケットと共に重要なことを明かされたけども。

確か、あいつは指輪魔法を使う所持(ホルダー)系の魔道士だった、と思い出す。あいつ中に秘める魔力は確かに能力(アビリティ)系の魔道士になれたが…成る程。

魔法は気。 気は魔法。

それが尽きればその生物の生命が無くなる。
故に自身の中の魔力をできるだけ消費を避けるために所持(ホルダー)系の魔法を使えれば魔力消費を避けていたってことか。
ある意味オレの超サイヤ人と同じように消耗していたってことか。

「しかしロキが星霊かぁ…」

…もう少し早く気づいたら、なんて劣等感を持たない。
ただ今、ロキの今朝で見た元気な姿を見てよかった、と思う。
また共に、仲間(家族)として過ごせることに感謝しよう。

スイカ割りで間違えてスイカではなく人の頭を棒で叩いたルーシィを見て心の中で感謝を紡ぐ。

―――ロキを救けてく
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