暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
9部 ViVid!
7章 ルーフェンでの戦場
ついた場所は
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仙「レイ・タランド」であった。

「アインハルトや、どうしたかの?」

「先ほどのやり取りの問答は何だったのでしょうか?」

「ふむ」

 総師範と呼ばれた老人はあごひげを触りながらこう伝えた。

「先ほどの蹴り、
素人なら、何も反応なし
一流なら反応ができ
達人ならすっと横にかわしたはずじゃ
だが、彼女は何もしなかった。」

「綾お姉ちゃんが素人ってことですか」

 続いてヴィヴィオが総師範に向かってそう聞いた。

「達人ならよかったのじゃが・・・
ヴィヴィオ先ほどの話じゃが、目指している人の一人はあの人か?」

「はい、私を幸せにしてくれている人です。
たまにハチャメチャなことしますけれど・・・それが」

「彼女を目指すのだけはやめた方がいい」

「なぜですか?」

「ヴィヴィオや、わしはまだ手を握っていてな、その手が汗まみれなんじゃっよ
あの人は闇が強すぎる、きっとヴィヴィオ達とは交わらない人じゃ」

「そんなことない!!綾お姉ちゃんは、綾お姉ちゃんはいつも私たちを護ってくれて、ちょっと意地悪かもしれないけれど優しくて、なのはママと仲良しなカップルで闇なんて・・・」

「すまんのぉヴィヴィオ」

「私の方こすみません」

「ヴィヴィオにとっては、誇らしい親なんじゃな」

「はい、そしてなのはママ同様超えたい相手でもあります」

「頑張りなさい」

 玄関に集まった人たちはなんだか釈然としながら各々の部屋に戻った。

「ノーヴェ先生、あの綾さんとは」

「私からは何にも言えないです。
あの人のおかげで助かったことはたくさんあります
総師範が言われたように色々ありまして闇が深いのもそうなんでしょう
きっとあれが裏での仕事の顔なんだと思います。
すごく見せたくなかったっていう顔を一瞬してましたから」

「彼女の鞘となるものがいるってことかの」

「それはいます」

「なら安心かの」

「どういうことなんでしょうか」

「まぁ老人の取り越し苦労じゃよ」

「そうですか?」

 ヴィヴィオはそう答えてもなぜか不安でしかなかった。
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