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ヘタリア学園
第七千二百十話  色々な山が

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第七千二百十話  色々な山が
 アルプスは山脈です、山脈は山々が連なっています。
 それで、です。登山をするにしてもです。
「どの山を登るか」
「それはまずである」
 スイスはイタリアに応えました。
「大事である」
「そうなんだよね」
「我々が今登っている山はである」
 スイスはイタリアにさらに言いました。
「アルプスでも高い方である」
「だからフル装備だしね」
「さもないと遭難するぞ」
 ロマーノもこう言います。
「御前等俺が遭難したら助けろよ」
「いや、最初から遭難するな」
 スイスはロマーノにこう返しました。
「国家が遭難なぞ洒落にならないであるぞ」
「馬鹿野郎、俺だぞ」
「御前だからであるか」
 遭難してもおかしくないというのです、この辺りロマーノは自分がわかっていると言うべきでしょうか。


第七千二百十話   完


                  2018・8・11
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