第10話
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を小林先生と蔵原にされ、違うとも言えず困るのは俺。
「お待たせー」
俺が目のやり場に困っていると、2階へと続く階段から声が聞こえてくる。
そちらに目を向けると、残りの3人が各々の水着姿で現れた。
佐藤さんは競泳選手が着てそうなワンピース。
白鳥さんは黒のビキニで腰にはパステルな色のパレオを巻いてる。
渡辺さんは白地に赤いドットのワンピースで、胸にはヒラヒラなフリルが付いてる。
……でも巨大猫。
皆、巨大な猫の姿。
俺にとって思春期特有の欲望を満たせる姿に見えるのは本当は男の真田さんだけ。
「もう……聞こえてたわよ大神君。君の嫌らしい視線攻撃の事は?」
「まったく……今先刻指摘されたんだから、少しは遠慮しろよな大神」
「やれやれですわね。ここまであからさまな視線を向けられれば、諦めも付きますわ(笑)」
俺からの視線を受けて、3人の巨大猫は恥ずかしそうに階段を降りてくる。
違うのに……そう言う意味でガン見しちゃってたのは真田さんだけなのに!
せめて同じ男として解って欲しく、蔵原に目を向けると……
「仕方ないよ。4人とも可愛くて美人なのだから、ほぼ裸の水着姿を凝視しちゃうよ。男として当然の行動だし、口下手な大神流の賛辞だと思いなよ(笑)」
ち〜が〜う〜! 真田さん以外にはイヤらしい気持ちは保って無いぃ!
「ふふふっ。じゃぁそういう事にしておきましょうよ」
「そうね……先生の言う通り。そういう事にしてやるよ」
「まぁ褒められてると思えば嬉しい……かなぁ」
「そうですわ。健全な男子として当然の態度でしょうし、褒められて文句を言うのも失礼ですからね」
小林先生・佐藤さん・渡辺さん・白鳥さんの順序で、俺をムッツリスケベとして認定していく。
間違っちゃいないが、今回は違うのに!
でも……皆さんから嫌悪の感じは受けないし、やっぱり多少は好かれてるのか?
「さぁ、海に行きますわよ」
対応に困ってると、白鳥さんが俺の手を掴み屋外へと誘う。
……始めて彼女等に触れたが、触った感じは人の……女の子の手だ!
俺から見ると、毛だらけの肉球ハンドなのに、触ると柔らかい女の子の手だ。
そうか……見た目だけなのか!
じゃぁ触ったら、胸やお尻も毛だらけじゃないって事だな。
まぁ無許可で触ったら怒られるだろうけど……
あ、でも好感度も上がってきてるし、もしかしたら触っても怒られないかも?
いやいや……怒られるに決まってる。
折角少しずつながら好感度を上げてきたのに、大幅に下げてしまっては元も子もない。
なお、佐藤さん『?6858』・白鳥さん『?6996』・渡辺さん『?6841』・小林先生『?6840』となっている。
これは来る途中のクルーザー内で計測した
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