機動戦士ガンダム
2133話
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から、コズンに勝てる訳がないだろうに。
「俺達はシャドウミラー。それは分かってた筈だろ?」
「……お前が生身でも強いのは分かってたけど、あの女までもが同じくらいに強いってのは……シャドウミラーってのは、一体どんな連中なんだよ」
「そうだな。言ってみれば色々な意味で特殊な存在ってところか。ああ、ルナ・ジオンが建国された後なら、お前達も円くらいに……というのはちょっと難しいけど、鍛えて貰う事が出来るかもしれないぞ。もっとも、幼女を相手に散々負けまくる事になるだろうが」
「……幼女?」
「ああ、幼女だ。シャドウミラーの生身の戦闘訓練をしているのは、幼女だからな。……ただし、600歳を超える幼女だけど」
「俺にはアクセルが何を言ってるのか、全く分からねえよ」
そう告げるガイアだったが、このUC世界において吸血鬼なんてのは、それこそ物語にしか残ってないだろうからしょうがない。
幼女というだけで吸血鬼に思いを馳せろというのが、無理だったんだろう。
「まぁ、ルナ・ジオンが出来たら、いずれ目にする事もあるだろうな」
そう言いつつ話していると、不意にエデンの中に一人の女が姿を現す。
これでもし入ってきたのが何も知らない者であれば、それこそエデンにいる者達は店を出るようにと、そう告げるだろう。
……もっとも、エデンの前にはラルの部下や海兵隊の面々が門番的な役割をする為にいる。
普通なら、女だけでエデンに入ってくるような真似は出来ない。
だが、それはあくまでも普通の女なら、の話だ。
「アクセル、ラル、セイラ、いるかい。取っておきの情報を持ってきたよ」
そう言ったのは、ルナ・ジオンを建国する上でも、間違いなく主力になるだろうシーマ艦隊を率いている、シーマだった。
ラルを呼び捨てにしているのは、シーマの方が階級が上だからか、もしくは単純にルナ・ジオンを建国する仲間だと認識してるのか。
恐らく、その両方が混ざっているんだろう。
そう予想しながら、俺はシーマに呼ばれた事もあり、ガイアとの話を終えてシーマの方に向かう。
ラルとセイラの2人も、大人しくシーマに近づいてきた。
普段は冷静なシーマがこれだけ大きな声を発しているのを思えば、本人の言葉通り何か重大な情報を持って来たのは間違いないと思ったからだろう。
実際、俺もそうだったし。
だが、当然そうやって集まれば、エデンの中にいた面々の注意を引くにも十分な訳で……結局俺達はエデンの奥にある従業員控え室に移動する事になる。
ちなみにダグラスも一緒に来たのだが、どうやらシーマとダグラスはもう顔合わせをしているらしい。
ダグラスは外人部隊の一件で中々外に出る事は出来ないし、シーマもエデンによく来るのを考えれば、それもおかしくはないんだろうが。
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