暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2132話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
球そのもの……いや、この戦争において連邦に所属しているコロニーの事も考えれば、その国力差はジオンの30倍以上ともなる相手。
 それだけ巨大な国であれば、当然のように様々な考えを持っている者もいるだろう。
 中にはルナ・ジオンと……そして背後にいるシャドウミラーと友好的な関係を育みたいと思う者もいれば、スペースノイド差別主義者といった者もいるだろうし、それ以外にも様々な者達がいるのは間違いない。
 そんな中で、強硬派を相手にする事を考えれば、やはり戦力は必須なのだ。
 だが……問題なのは、やはりジオンの独立戦争が終わった後の話だろう。
 そっちが一段落すれば、ルナ・ジオンの軍事力もある程度は縮小する事になる……と、思う。
 ああ、でも連邦がルナ・ジオンを認めずに戦争を続けるような真似をすれば、戦いはまだ続く可能性があるのか。
 ともあれ、その場合はその場合として。
 とにかく戦争が終われば、必要となってくるのは戦力よりも政治力だ。
 戦争は政治の1つの側面である以上、どうしても政治の方が必要となってくる。
 そういう面では、どうしてもルナ・ジオンを立ち上げる上でそっち方面の人間が少ないんだよな。
 ラルが接触しようとしつつ、まだ接触出来ていないのは、アンリだったか。生粋のダイクン派でありながら、首都防衛隊を率いるだけの地位にいる人物。
 この人物なら、軍人でありながら政治も出来るだろう。
 シーマも……海兵隊を運営してきた経験から考えると、政治は出来るか?
 それ以外に政治が出来る面子というと、ルナ・ジオンの建国に際してやってくる者の中から選ぶしかない。
 とはいえ、ダイクン派の中には政治家として働ける者も多いという話だし、そこまで絶望的という訳ではない……と、そう思いたい。

「政治家か。……ダグラスの知り合いで、そういう奴はいないのか?」
「うーむ、難しいな。政治家も出来るという意味では何人かいるが……」
「何人かだけでも、助かるのは間違いないだろ。ルナ・ジオンを建国するにしても、政治を司る面子が少なすぎる」
「だが……アクセル」

 そう声を掛けてきたのは、ラルだ。
 ラルにとって、セイラの率いるルナ・ジオンというのは絶対に成功させる必要がある、それこそ生涯の目標と言っても言いすぎではない行動だけに、俺とダグラスの会話に興味を持ったのだろう。

「ルナ・ジオンよりも遙かに規模の大きなシャドウミラーでは、政治班と呼ばれている者達は、それこそ10人に満たないと聞いたが?」
「そうだな。それは間違いない。ただ、シャドウミラーの政治班は他の国の者達と比べるとかなり違うからな」

 人数が少ないのは間違いない。
 それこそ、現在政治班として働いているのは、エザリア、レオン、あやか、千鶴、凛、エリナの6人のみ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ