機動戦士ガンダム
2132話
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頑張ったんだろうが。
「この連中の件は、UC世界でシャドウミラーが活動している件にも色々と関わってきてるから、よろしく頼む」
「はぁ……しょうがないわね」
やがて俺の言葉に、不承不承ながらも明日菜が頷く。
明日菜も、UC世界は今までの世界と色々と違うという事を理解しているのだろう。
長期間使う為の拠点として国を建国するのだから、それは当然かもしれないが。
「悪いな、頼むよ」
「いいわよ、アクセルの頼みなんだから。……それより無理な頼みを聞くんだから、今度どこか美味しいお店に連れてってくれない?」
「そうだな。俺が知ってる限りだとペルソナ世界に結構美味い店があったけど……そこでいいか?」
「ええ、楽しみにしてるわ」
「ねぇねぇ」
俺と明日菜の会話に、突然メイが割り込んでくる。
いやまぁ、元々一緒にいたんだから、それを考えると話し掛けてくるのも別におかしな話ではないのかもしれないが。
「何だ?」
「明日菜さんとアクセルって……その、もしかして付き合ってるの」
「なぁっ!? そっ、そそそそそそそ、そんな訳ないじゃない! こんな女好きの、女好きの、女好きとなんて!」
「……お前が俺をどう思っているのかは、よく分かった」
レモン達を含めて恋人が10人を超えている現状では、女好きと言われても何とも言い返すような事は出来ないが。
「アクセルって女好きなの? ……はっ!? もしかして……」
自分も狙っているのでは?
そんな態度を取るメイを見て……続いてその平らな胸を見て……ふんっ、と鼻で笑う。
「なぁっ!? アクセル、今、鼻で笑ったわよね!? どこを見て笑ったの!? ちょっと!」
メイが抗議の声を上げてくるが、それはスルーしておく。
「俺はそろそろUC世界に戻るから、明日菜はこの連中の面倒を頼む。馬鹿な真似をするような事はないと思うけど、妙なトラブルに巻き込まれたりといった事はしそうだしな」
そう告げると、明日菜は少しだけ驚いたように口を開く。
「え? もう行っちゃうの?」
「何だ? 寂しいのか?」
「ばっ、馬鹿! そんな訳ないじゃない! べ、別に私はそんな……」
「冗談だよ、冗談。……ともあれ、今はサイド3の方で色々と動く必要があるからな。どうしても、こっちでゆっくりしてる訳にはいかないんだよ」
そう、と。明日菜は俺の言葉に納得したように頷く。
明日菜にとっても、女同士の買い物に男が一緒にいるよりは、いない方がいいだろう。
そう考え、俺は明日菜と別行動を取る。
若干明日菜が残念そうにしていたような気がしたが、恐らくそれは気のせいだ。
その後も色々と買い物をしたりしてから、俺は転移区画でUC世界に戻るのだった。
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