394部分:第二十九話 壊れてしまったものその十三
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の女神だ。そこからも話すのだった。
「そしてつきぴーも」
「月ね」
自分の名前にある。だから言えることだった。
「つまりは」
「そう、月の女神は幸せになれなかった」
「想っていても」
「それでオリオンをそこに置いた」
オリオン座は月のすぐ傍にあった。愛し合っていた二人は夜空の中で一緒になっていると。そう椎名は話をしているのだった。
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