暁 〜小説投稿サイト〜
短編達
肩揉みそうゆな
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れないような歳でんなことする、のは……」

 その人物は幽人、最初は焦ったような怒ったような表情だったが、状況を把握したのかどんどん声が小さくなっていき最後に

「すみませんでした。ごゆっくりお続けください」

 頭を下げて退室していった。

「幽人!!」
「鳴瀬君!!」

 この後、幽人は二人に説教されシバかれましたとさ。











「その……奏輝君……」
「どうしました?」
「また、肩が凝ったら……お願いしても、いい?」
「勿論ですよ。幸奈さんの為ですから」

 それを聞いた時の幸奈の笑顔は、まるで花が咲いたような本当に嬉しそうなものだった。
 ──俺は、この笑顔の……いや、幸奈さんの為なら本当の意味で『何でも』出来るんだろうな。




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